「富士山」の広告文といえば顕正会
「富士山」の大きな写真の下に「日蓮大聖人の仏法」の文字がひときわ目立つ広告文は、いまや顕正会のシンボルともいえるほど日本中に浸透してきました。
発行部数は1億部を超え、駅で、街で、ポストで、地方新聞でと、日本人のほとんどが一度は目にしたことがあるという時代になってきました。いやはや、すごい「時」ですね。

でも、どうして顕正会の広告文に「富士山」の写真が掲げられているかを知っている人は、きっと多くないと思います。
実は、いちばん最初に発行された広告文には富士山の写真はありませんでした。それが平成30年1月度総幹部会を機にリニューアルされた新しい広告文から、富士山の写真と立正安国論の御真蹟が掲載されるようになったのです。
いったい、どうしてでしょうか?
霊峰富士と立正安国論が輝く
初代会長・浅井先生のご指導を拝してみましょう。
さて、このたびの新しい広告コピーには、最上段に霊峰富士の写真が掲げられ、その直下に雄渾なる立正安国論の御真蹟が輝いております。
いいですか。
富士山に国立戒壇を建立すれば、日本は仏国となり、真に安泰となる。そしてやがて世界も救われる――これが「立正安国」の究極の御意であられる。
私は、この富士山と立正安国論の御真蹟を拝するたびに「早く富士山に国立戒壇を建立せよ」との、大聖人様の御命令を感ずる。
そしてこの日本国は、御本仏日蓮大聖人の本国であり、三大秘法広宣流布の根本の妙国であります。ゆえにこの国に生まれた日本人ならば、霊峰富士と立正安国論の御真蹟に接すれば、たとえ深い意味はわからなくとも、命で何かを感ずると、私は思っております。
そのうえで、誰人も否定できぬ三つの現証を伝え、日蓮大聖人の大恩徳に目を開かせるのです。
顕正新聞平成30年2月5日号
いかがでしょうか。「立正安国」の御意を体し、「早く富士山に国立戒壇を建立せよ」との大聖人様の御命令を感じてお立ちになられた浅井先生の透徹のご信心には畏敬の念が込み上げます。
そして、この日本国は御本仏日蓮大聖人の本国であり、三大秘法が広宣流布する根本の妙国なるがゆえに、「この国に生まれた日本人ならば、霊峰富士と立正安国論の御真蹟に接すれば、たとえ深い意味はわからなくとも、命で何かを感ずる」とのお心から、広告文に富士山等の写真を掲載して下さったのです。
事実、広告文を一目見るなり、素晴らしい霊峰富士の写真に目が釘づけとなり、読み進めるうちに大聖人様の大恩徳に感激して入信・入会に至ったという例は枚挙にいとまがありません。
まさに広告文こそ、「何としても全日本人に日蓮大聖人の大恩徳をわからせたい」との浅井先生のお心が込められた「開目のメス」なのです。
「一時に信ずる」はすでに決まっている
この広告文のおかげで、対話の垣根が低くなり、それまでより多くの人たちに日蓮大聖人の大恩徳を教え、折伏できるようになりました。広告文をきっかけとした入信も多く叶っています。
一方、中には日蓮大聖人や顕正会を軽んじ、広告文をみてもバカにしたり、嘲笑したりする人もいます。では、そういう人たちは、この先もずっと入信することはないのでしょうか・・・。
答えは否です。なぜなら、時が来れば、いま反発している人も含め、全日本人が日蓮大聖人に一時に帰依し、手を合わせて南無妙法蓮華経と唱えるようになるからです。
浅井先生のご指導を拝してみましょう。
素直に信ずる人は順縁、反発する者は逆縁です。しかし逆縁の者も必ず罰で目がさめる。
罰は個人レベルだけではない、まもなく日本国が「他国来難」という亡国の総罰を受ける。このとき、全日本人が一時にめざめるのです。
このことを大聖人様は上野抄に「ただをかせ給へ、梵天・帝釈等の御計いとして、日本国一時に信ずる事あるべし」と仰せあそばす。この御文はまことに重大です。
いいですか。
「日本国一時に信ずる事あるべし」ですよ。
このとき諸天は、大聖人様の申し付けによって、一国が信ぜざるを得ぬ客観情勢を作る。すなわち撰時抄に仰せのごとく「前代未聞の大闘諍」が起こり、一切衆生が心から仏様を求める情況になるのです。
そしてこのとき同時に、仏弟子の大集団は「早く日蓮大聖人を信じ奉り国立戒壇を建立せよ」との諫暁の師子吼を日本国中に轟かせる。
この仏弟子の大集団こそ、顕正会であります。
すべては大聖人様の絶大威徳による。ゆえにもう「一時に信ずる」は決まっているのです。
だから私たちはどっしりと構えて、この「開目のメス」で、大聖人様の大恩徳を教えていけばいいのであります。
顕正新聞平成30年2月5日号
いかがでしょうか。大聖人様の絶大威徳により、全日本人が「一時に信ずる」ことはもう決まっているのです。なんと有難いことでしょうか。
いま日本を取り巻く客観情勢は激動の様相です。衰退に向かうアメリカに登場した不羈奔放なトランプ大統領により、日本の安全保障が根底から揺らいでいます。ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとアメリカのイラン攻撃にみるように、今や世界は強国が他国を力で制圧する弱肉強食の時代に入り、中国による台湾侵攻もすでに時間の問題です。
アメリカに突き放され、台湾有事の最前線に日本が立たされたとき、平和ボケした日本人は初めて、もう誰も助けてくれない冷厳なる現実に直面し、お救い下さる仏様を命で求めるようになります。
そこに、顕正会の「第三度の一国諫暁」が日本国を打ち覆うとき、大聖人様の絶大威徳により、いかなる我慢偏執の者も手を合わせ、「日本国一時に信ずる事あるべし」が事実となるのです。
この広布最終段階の重大御化導をお手伝いさせて頂ける私たち顕正会員の立場は、何と有難いことでしょうか。
いよいよ大確信に立って、広告文を手に広宣流布のお手伝いに励んでいきたいと思います。