1年経っても未だに達成していなかった「法華講員80万人体勢」という名の虚構

おさらい:早瀬日如管長の大ウソ宣言とは?

 みなさんは、早瀬日如管長の「法華講員80万人体勢」達成の大ウソをご存知でしょうか?

 令和3年1月の元旦、日蓮正宗の早瀬日如管長は突然、「日本国内寺院所属の法華講員の総計が八十万人を超え、見事誓願を達成することが出来ました」(大白法・令和3年1月1日号)と発表し、法華講員の数が80万人に達したと宣言しました。

 しかし実際には、令和2年12月31日現在の信者数は「78万2300(人)」で、80万人に達していなかったことが、文化庁の「宗教統計調査」によってバレてしまったのです。

 こう書くと、「猊下サマ絶対☆ロボット」の法華講員たちは、「そ、そ、そ、そ、そんなことないっ!!この数には妙観講のネパール等での弘通が入っていないだけだ!それを入れたらちゃんと80万人になるんだっ!!」と悲鳴を上げるかもしれません。

 でも、残念ながらそうではないのです。なぜなら宗門自身が、この80万人について、「このたびの総計数には、理境坊妙観講支部の折伏によるネパール国在住信徒等が含まれます」と公表しているからです(令和3年1月5日付け通達)。つまり、早瀬管長が述べた「日本国内寺院所属の法華講員」には、「日本国内寺院」である理境坊の妙観講に所属するネパール国在住信徒等(約10万人)も含まれているのです。

 こうして、早瀬管長が令和3年1月の元旦に発表した「法華講員80万人体勢」の達成宣言が大ウソであったことが、政府統計によって暴かれてしまったのです。

 詳しくはこちらの記事をご覧ください。

1年経ってみた結果は・・・

 さて、そんな虚飾にみちた80万人体勢ですが、それから1年も経てば、さすがに80万人くらいはいくだろうと、ふつうは思いますよね?

 そんなみなさんの期待に応えて、その翌年の「宗教統計調査」の結果を見てみましょう。それがこちらです。

 「・・・あれ?『78万9500』? もしかして、80万人いない・・・?

 と思われた、そこのあなた!!

 そうなんです。何を隠そう、宗門(日蓮正宗)の信者数は、早瀬管長の大ウソ宣言から1年経った令和3年12月31日の時点でも「78万9500(人)」で、80万人に届いていなかったのです!いやはや、なんとも驚きですね。

 1年前と比べてみると、令和2年末が「78万2300人」ですから、1年間でわずか「7200人」しか増えていないことになります。

 こんなことで広宣流布ができるのでしょうか。彼らのやっていることはオママゴトです。

 ちなみに顕正会の年間弘通はこの10倍を優に超えています。

そもそも疑わしい宗門の自己申告

 また、世相閻魔帳(顕正新聞令和5年1月5日号)によると、宗門が文化庁に報告した「宗教統計調査」の結果すら、かなり疑わしいものです。

 たとえば、宗門の報告では、1年間の入信者数が毎年「100名」単位でピッタリ揃っているのですが、果たしてそんなことがあり得るでしょうか。ふつうは他宗と同様、「78万9532名」などと1名単位になるはずですよね?この一事をみても、宗門が自己申告する勧誘成果がインチキであることがよくわかります。

 また、毎年の報告人数もほんとうにデタラメで、たとえば平成27年には「信者が6万人増えた」と報告しているにもかかわらず、翌平成28年にはなんと「2000人」しか増えていないことになっています。実に「前年比97%減」という異常事態なのですが、それでも早瀬日如管長は同年、「見事目標を達成」と宣言したのです。私が言うまでもなく、常識的に考えて、「あり得ない」ですよね?

噓つきはドロボウの始まり

 顕正会では、毎法戦の入信・入会者の数が、それこそ1名単位に至るまできちんと発表されています。入信・入会した方の人数というのは、会員一人ひとりが広宣流布を見つめ、また「相手を救いたい」との思いから、真心を尽くした結果であり、それを偽ることは許されません。当然のことです。

 ところが早瀬日如管長は、自身のメンツのためかは知りませんが、できてもいない「法華講員80万人体勢」なるものの「達成」を宣言し、宗内外の人々を欺いたのです。「嘘つきはドロボウの始まり」――早瀬管長は頭を下げて謝罪すべきでしょう。

 しかし、これよりも百千万億倍重い大罪は、宗門が未だに日蓮大聖人の御遺命である国立戒壇建立を否定していることです。

 早瀬日如管長は、宗門の御遺命違背の大罪を深く改悔し、速やかに「国立戒壇建立こそ日蓮大聖人の御遺命である」と宣示しなければいけません。