顕正会が「カエリタマエ」裁判で東京高裁でも全面勝訴しました

音声捏造をめぐる裁判で顕正会が再び全面勝訴

 顕正新聞11月25日号に、またまたおもしろい記事がありました。タイトルは「音声捏造をめぐる謀略訴訟、東京高裁でも顕正会が全面勝訴」「大草一男と妙観講に再び司法の鉄槌くだる」「窮余の策で墓穴を掘った寄生虫、いよいよ最終章に」。

 記事によると、11月19日、東京高等裁判所は、大草一男と妙観講が顕正会と藤村法務部長を訴えていた裁判で、控訴をすべて棄却するという判決を下したそうです。つまり、東京地方裁判所に続き、東京高等裁判所でも、顕正会側の全面勝訴、大草一男と妙観講の全面敗訴という判決が言い渡されたのです。

 「えーっと、『音声捏造をめぐる謀略訴訟』って、いったい何のこと?」と思われた、そこのあなた!

 こちらの記事に分かりやすくまとめていますので、ぜひお読み下さい。

 すごく簡単にいうと、大草一党が編集に関与している「慧妙」という新聞が、浅井先生が妙観講員たちにインターホン越しに「帰りたまえっ!」と怒声を浴びせたという記事を掲載し、「カエリタマエ!」という音声データまでネット上にアップしたものの、顕正会が依頼した専門家が「インターホン越しの音声ではなく、事後的に合成されたもの」との鑑定結果を示したため、それを顕正会が発表したところ、大草一男と妙観講が「名誉を棄損された!」といって裁判を起こした、という事件です。いやはや、なんとも迷惑な人たちですね。

 でも、そんな訴えが認められるわけもなく、大草一男と妙観講は、東京地裁で無惨にも顕正会に完全敗北を喫してしまいます(詳しくはこちら)。

 それでも、ここまで来たら大草一男たちも引くに引けないのでしょう。あきらめきれず、東京高等裁判所に控訴したというのです。しかし、やっぱりダメで、今回、大草一男と妙観講は再び顕正会に完全敗北を喫してしまったのです。いやはや、みじめですね。

「寄生虫の悪あがき」を東京高裁が一刀両断

 記事によると、大草一男と妙観講は、なんとか第1審の判決をひっくり返そうと、たくさんの主張を出したそうです。でも、東京高裁はそれらをことごとく排斥したそうで、大草たちの言い分は「その前提自体を誤るものである」と2回も指摘するなど、とても辛口だったようです。

 また、大草一男と妙観講は、顕正新聞の記事に「公共性がない」と主張するために、自分たちの活動がいかに社会的に影響力のないものであるかを懸命にアピールしたそうです。こんな感じです。

 「控訴人妙観講の講員による布教活動は・・・社会一般の多数人にとっては全く無関係の事柄」と。

 藤村法務部長は次のように指摘しています。

 常日ごろ、「妙観講は、現在、全国のほとんどの都道府県に講員を擁し、活動を展開しているのであります」(妙観講公式サイトより)と虚勢を張っている彼らが、裁判に勝つためとはいえ、「妙観講員による布教活動は、社会一般の多数人にとって全く無関係の事柄」と自虐的に吐露する姿は、見ていて痛々しかった。

 しかし、たとえ彼らが社会的に影響力のない存在であろうとも、記事で問題にしているのは、あくまで大草らの音声データ捏造という反社会的事実である。東京高裁は大草らの主張を一蹴し、記事の公共性を認めた。

顕正新聞令和3年11月25日号

 いかがでしょうか。なんだかすごく痛々しいですね(笑)

 その上で、東京高等裁判所は、大草一党の言動について、「真に本件発言(注、カエリタマエ)が記録された音声データを有する者の対応としては、不合理な点がある」と指摘し、さらに、大草一男たちが責任逃れのために否定した「慧妙」との関係についても、「人的にも業務内容的にも極めて密接な関係を有している」、「控訴人ら(注、大草と妙観講)は、本件訪問の前後に発行された『慧妙』の編集にも全般的に関与していた」と認定しました。

起死回生のトンデモ鑑定も一蹴

 それにしても、なんとも哀れだったのが、大草一党が「慧妙」で宣伝した「トンデモ鑑定」の顛末でした。

 大草一党は、東京地裁で顕正会に全面敗訴した後、起死回生の一手として「大和科学鑑定研究所」という機関に鑑定を依頼したそうです。そう、「裁判で勝てる鑑定書、いかがですか?」と宣伝していたという、あの研究所です(笑)

 その鑑定結果をもとに、「露呈した顕正会の悪辣な誹謗の手口」、「その虚構を屈指の鑑定機関が糾明!」と大々的に宣伝し、さらに、これを新たな証拠として裁判所に提出し、「本件各音声データについて事後的合成は一切行われていない」と主張したというのです。

 でも、この鑑定結果なるものは全く信用できないものでした。その理由は、顕正新聞9月25日号に詳しく書かれていましたね。

 果たして、裁判所の判断はいかに・・・?

 藤村法務部長は次のように書いています。

 東京高裁は、大草らの「大和科学鑑定研究所」の鑑定に基づく主張について、一顧だにしなかった。のみならず、東京高裁は、同研究所(靑木史隆)が「極めて恣意的且つ非科学的で、音声鑑定とすら言えない内容」、「専門的知見からの意見として、話にならない内容」などと中傷の限りを尽くした顕正会側の鈴木松美所長の鑑定意見書につき、「その内容について、特段不自然、不合理な点は見いだせない」と正しく認定し、大草らの主張を一蹴した。

 ここに、「露呈した顕正会の悪辣な誹謗の手口」などと喧伝していた大草一党の悪辣な誹謗の手口が、見事に露呈したのである。

顕正新聞令和3年11月25日号

 いかがでしょうか。もがけばもがくほど墓穴を掘っていく感じが、なんとも哀れですね。

 こうして東京高裁は、大草一男たちの主張をことごとく排斥した上で、「本件各控訴は理由がないからこれらをいずれも棄却する」と判示して、顕正会の全面勝訴、大草一男と妙観講の全面敗訴を言い渡したのです。

 加えて、音響・音声分析の権威・谷本益巳氏の鑑定によって、「カエリ」「タマ」「エ」の音声が不連続になっていることを暴かれてしまった大草一男と妙観講の苦しい胸の内は、察するに余りあります。

「読経による証明」ができなかった大草

 余談ですが、個人的にいちばんおもしろかったのは、次の一節でした。

 ちなみに、東京高裁に一顧だにされなかった「大和科学鑑定研究所」の意見書は、この「カエリ」「タマ」「エ」が不連続になっている理由につき、「例えば読経など特殊な発声方法を用いて声を出している場合、1文字1文字の間隔が間延びしたり、不自然に開くことは十分にあり得る。これは読経している音声を複数聴取してみればすぐにわかることである」などと支離滅裂な弁解をしていた。

 しかし、「慧妙」の読者も、多少なりともまともな判断力を有する者であれば、「さすがにそれは無理ではないか…」と感じたことであろう。事実、男子部幹部に糾弾されたある妙観講員は、「お前も読経しているのだろう。0.5秒の間に2箇所の無声区間を作って発声できるか?」と詰問された際、「やれと言われてもできない」と本心を吐露したという。

 拙稿(顕正新聞9月25日号)では、窮地に立たされた大草に対し、「そこまで言うなら、日ごろ読経に勤しんでいるはずの大草一男自らが名乗り出て、『カエリ』『タマ』『エ』と発声して実証してみたらよい」とささやかなアドバイスをしておいたのだが、彼は「唖法を受けたる婆羅門」のごとく押し黙ってしまった。残念ながら、やはり無理だったようである。

顕正新聞令和3年11月25日号

 いかがだったでしょうか。謀略裁判を起こしたものの、第1審だけでなく東京高裁でも顕正会に全面敗訴してしまった大草一男と妙観講。日蓮大聖人の御遺命に背き続けてきた彼らも、そろそろ「最終章」なのでしょう。

大草一男と妙観講は、東京地方裁判所で無惨にも顕正会に完全敗北
東京高等裁判所でも、顕正会側の全面勝訴、大草一男と妙観講の全面敗訴という判決に!