「カエリタマエ」裁判に続いて再び司法の鉄槌が!
顕正新聞8月5日号に、大草一男と妙観講に再び司法の鉄槌が下ったことを報じる菅原法務部次長の記事が掲載されていました。タイトルは、「大草一党に再び司法の鉄槌くだる!」「東京地裁、妙観講員らの活動は顕正会への『迷惑行為』と判示」「大草一男の元側近による電話盗聴という犯罪行為も認定」というもの。いやはや、すごいですね!
記事によると、どうやら大草一男と妙観講が、顕正新聞の3つの記事にかみつき、浅井先生・顕正会・菅原法務部次長を相手に裁判を起こしたようです。
しかし、このうち2つの記事については顕正会側の全面勝訴、残り1つの記事については「下手な鉄砲も数撃てば当たる」で、残念ながら顕正会側の主張が一部認められず、結果、2勝1敗となったようです。ちなみに、判決は、基本的に敗訴者が負担する「訴訟費用」の9割以上を大草たちの負担としているようです。調べてみたところ、裁判所のサイトに訴訟費用の負担についての説明がありました。
大草一男と妙観講は、そうでなくても「カエリタマエ」という捏造音声をめぐる裁判で顕正会側に全面敗訴したばかりですから(詳しくはこちら)、もうボロボロですね(笑)
顕正会員に暴行したのは、やっぱり「妙観講員」だった!
さっそく大草一男と妙観講が顕正会側に敗訴した2つの記事についてみてみましょう。
これは菅原法務部次長が、妙観講員が顕正会員をバイクで追い回して暴行を加えたこと等を報じた記事に関するものです。この記事について、なんと大草一男たちは、顕正会員をバイクで追い回して暴行を加えたのは「妙観講とは無関係の人物」と主張し、〝菅原の記事は虚偽だ、名誉毀損だ〟といって裁判を起こしたというのです。
ところが顕正会側は、加害者が妙観講員であることの十分な証拠資料を持っていたため、これを裁判所に提出したそうです。すると、劣勢に立たされた大草一男たちは一転して、「妙観講とは無関係の人物」と主張していた者について、実は平成13年頃に入信した妙観講員であったことを認めたというのです。いやはや、なんともハレンチな連中ですね!
しかし、往生際の悪い大草一男たちは、今度は「加害者は事件直前に妙観講員ではなくなっていた」という趣旨の主張をし始めたというのですから驚きです。
「・・・えーっと、平成13年頃からずっと妙観講員だったんだよね?それが、事件直前に妙観講員ではなくなったって・・・。いくらなんでも都合が良すぎるんじゃない?」と思われた、そこのあなた!
・・・はい、私もそう思います(笑)なんかもう、いかにも「苦しい」っていう感じですよね。はっきり言って、〝責任逃れのためのウソ〟としか思えません。
しかもその後、大草一男たちをさらなる悲劇が襲います。なんと、加害者の男が、裁判の係属中に、顕正会本部に電話をかけてきて、対応した本部職員に対し、自身の所属が妙観講であることを暴露してしまうという出来事が発生したというのです。・・・もう痛々しくて見ていられません。
こうした事情を踏まえて、東京地方裁判所は、大草一男たちが「妙観講とは無関係の人物」とごまかしていた加害者について、事件当時に「妙観講員であった事実が認められる」と認定しました。
こうして、大草一男と妙観講の主張が「ウソ」であったことが、裁判所の認定によって白日の下に晒されることになったのです。いやはや、みじめですね。
妙観講員らの活動は「迷惑行為」と認定
また、東京地裁は、妙観講員の顕正会に対する一連の行為について、次のように認定しました。
「原告妙観講員らによる被告顕正会らに対する迷惑行為及び暴力行為が多数発生していたという摘示事実は真実であると認められる」
「これらの迷惑行為及びそれがエスカレートしたものとしての暴力行為が原告らの少なくとも黙示の指示に基づくものであったことも推認することができ、この点についても真実性が認められる」
「原告らが布教活動と主張する行動の具体的な態様に照らし、これが顕正会員らに対する迷惑行為に当たることは明らかというべき」
いかがでしょうか。東京地裁は、妙観講員たちが顕正会に対して迷惑行為や暴力行為を多数行っていたこと、これらの行為が大草一男と妙観講の指示に基づくものであったことを認めたのです。しかも、大草たちが「布教活動」と主張した活動についても、「顕正会員らに対する迷惑行為に当たることは明らか」と認定したことには、思わず笑ってしまいました。
菅原法務部次長は、「指示者たる大草には、今後『講員が勝手にやったこと』などと無責任な言い逃れをすることなく、監督責任をきっちりと果たしてもらいたい」とチクリと指摘しています。
大草一男の元側近の盗聴行為を裁判所が認定
さらに驚きだったのは、もう1つの記事についての裁判所の判断でした。
なんと東京地方裁判所は、大草一男が高校1年生の時から交友があり、妙観講の理事、支部長、庶務部長、教学部長等の役職を歴任した講頭・副講頭に次ぐ妙観講ナンバー3の元幹部・渡邊が、「調査会社である帝国リサーチに依頼して、次の各期間、次の場所において、対立教団の構成員等に対する電話盗聴を複数回にわたって行った」として、約3年にわたり5件もの電話盗聴(未遂を含む)に及んだ事実を認定したというのです。
具体的には次のとおりです。
㋐ 顕正会女子部長宅(昭和63年から平成元年頃)
㋑ 学会幹部宅(平成3年)
㋒ 秋元広学(現「庶務部長」「能化」の秋元日高)が住職を務める宣徳寺(平成3年)
㋓ 元学会員(梅澤)居住のアパート等(平成3年)
㋔ 八木信瑩(現「総監」「能化」「法道院主管」の八木日照)が住職を務める総本山塔中妙宣坊(平成3年、この盗聴は未遂に終わった)
いかがでしょうか。大草一男の元側近幹部である妙観講員が、電話盗聴という犯罪行為を現実に行っていたことには、思わずゾッとします。特に「顕正会女子部長宅」の盗聴とか、ほんとに気持ち悪いですよね。
ちなみに、どうして末寺住職に対する盗聴が行われたのかというと、平成3年当時、秋元と八木には宗門の内部情報を学会に漏洩している疑惑が浮上していたからだそうです。
盗聴の指示者がいる・・・?
菅原法務部次長は次のように記しています。
渡邊の背後者
そもそも渡邊が単独で各盗聴に及ぶ動機は認められず、また、実際に単独で及ぶことも不可能であったといえる。
なぜなら、渡邊は帝国リサーチ(調査会社)に対し、約三年の間に盗聴費用として少なくとも合計一三六四万円超を支払っているが、当時渡邊は勤務先である妙観講の出版部門「暁鐘編集室」からの給料(月額十四万円)以外に何らの収入を得ていなかったため、多額の盗聴費用(渡邊の年収の約八倍)を単独で支払えるはずがないのである。
また、帝国リサーチが発行した請求書によると、渡邊は年会費三六〇万円もかかる同社の「特別会員」に二年間もなっていた。
同社の説明によると、「特別会員」とは「たびたび調査をご依頼になる企業のための制度」とのことであり、基本的に個人を対象とする制度ではない。
こうした事情から、渡邊の背後には豊富な資金力を有する資金提供者(企業ないし団体)が存在したことが強く窺われる。
「顕正新聞」令和3年8月5日号
調査会社元代表の告白
では、渡邊の背後者は一体誰だろうか。
渡邊は、後述する「大草が敗訴した盗聴疑惑を巡る裁判」等において、終始一貫、大草及び妙観講が各盗聴の真の依頼者であったと述べ続けている。
また、各盗聴の実行犯たる帝国リサーチの元代表も、渡邊等の関係者を「W」などと置き換えた上で、自身のブログに次のような主旨の投稿をしている。
〝渡邊は妙観講と帝国リサーチの連絡係みたいな存在だった。それだけ大草に信頼されていたのだろう。秘密裏に行わなければならない特殊な案件について、自分と打ち合わせるため頻繁に帝国リサーチに出入りした〟
〝正直なところ、録音テープ、報告書、請求書、領収書と総て揃っている。ただ、認めれば、全面的に敗北することになり、渡邊はともかく、依頼人に迷惑をかけてしまう。向こうも、傍証は完璧だが、かといって、実際に帝国リサーチの調査員が盗聴器を仕掛け、会話を録音した現場を見たわけではないし、ましてやその依頼を妙観講がしたと言う証拠はない〟と。
つまり、このブログの内容どおりであれば、飽くまでも依頼者は大草らであり、渡邊は大草らとの連絡係に過ぎなかったことになる。
「顕正新聞」令和3年8月5日号
大草の関与供述
見落としてはならない点は、大草が㋔妙泉坊に対する「盗聴検査の依頼」(盗聴されていないかの検査依頼)を帝国リサーチに依頼したのは自分である旨を供述していることである。前記のとおり、東京地裁は、実際に帝国リサーチが妙泉坊に対して行ったのは〝盗聴未遂〟であったと認定している。
ところが、大草の依頼でなされた妙泉坊の件(盗聴未遂)に要した費用の請求書の宛名は大草ではなく、なぜか渡邊となっているのである。
このことから、たとえ大草本人の依頼であったとしても、帝国リサーチは請求書を大草ではなく渡邊宛に作成することにより、大草が真の依頼者であった証拠を残さないように対策を講じていたことが強く窺われる。
しかも、その請求書は㋒宣徳寺や㋓梅澤らに対する盗聴費用の請求書と一体化されている。仮に各盗聴が渡邊の単独でなされたものであった場合、各盗聴の請求書と大草の依頼に係る請求書を一体化することなどあり得るだろうか。
大草が妙泉坊の盗聴未遂に関与していた場合、他の盗聴にも関与していた可能性は極めて高いと言えよう。
「顕正新聞」令和3年8月5日号
大草敗訴の裁判例
何より、大草の盗聴疑惑を巡っては、過去に大草が〝渡邊はウソつきだ〟などと主張して、渡邊のほか、疑惑を報じた創価学会等を訴えた裁判が行われたが、実はこの裁判で大草は返り討ちに遭って敗訴している。判決いわく
「原告大草は、請求書類などの宛名が被告渡邊となっていることを強調し、自己の関与を否定するが、『妙泉坊の件』につき、原告大草本人は、盗聴検査の依頼であるとしつつ、原告大草自身が依頼した旨供述しているところ、その費用の請求は、梅澤に対する盗聴の請求書と一体として、被告渡邊宛に出されているのであって、原告大草が他の盗聴についても関わっていることは疑うに十分である」
「各盗聴が被告渡邊単独の行為であって、原告ら(※大草及び妙観講)の関与が全くなかったと断ずることは困難である」
「原告大草の供述も、前示のとおり、採用し難い点が多く、特に、被告渡邊との関係や盗聴との関わりを否定する趣旨の供述部分は、にわかに採用し得ない」と。
その後、大草は控訴するも控訴棄却、最高裁に上告するも平成二十年三月七日付けで上告棄却となり、敗訴が確定している。
「顕正新聞」令和3年8月5日号
小括
少なくとも自身と縁の深い元側近幹部が電話盗聴という犯罪行為に及んでいた事実が判決で認定されたとなれば、「恥ずかしい」「盗聴被害者に申し訳ない」等の心境に至るのが通常であろう。
しかし、大草は元側近幹部の犯罪行為が認められたからといって何のその、〝大草と妙観講が盗聴としたとは認められなかった〟と狂喜して宣伝している。その精神構造は理解に苦しむというほかない。
「顕正新聞」令和3年8月5日号
身内を切り捨てる大草一党
いかがでしょうか。大草は、元側近幹部である渡邊の電話盗聴について、どうやら無関係だったと主張しているようですが、これらの証拠や裁判の結果をみると、いかにも怪しいですよね。
真相は「藪の中」ですが、顕正会員に暴行を加えた妙観講員のことを「妙観講とは無関係の人物」などと平然と言っていた人たちですから、個人的な感想としては、「裏で大草たちが関与していても全然おかしくない」と思います。
大草一党の末路
「カエリタマエ」裁判での全面敗訴に続き、今回、再び司法の鉄槌を受けた大草一男と妙観講ですが、顕正会員に暴行を加えた妙観講員のことを「妙観講とは無関係の人物」などと平然と言ってのける等の卑劣な振る舞いには、ただ呆れるばかりです。
また、顕正会との紙上法論では、御遺命違背について反論不能に陥っただけでなく、細井日達・阿部日顕を見限り、浅井先生の御主張に同調して、「国家意志の表明による戒壇建立」が必要であることを認めるに至っています(詳しくはこちら)。
すでに宿主である阿部日顕を失っている大草一党は、今後、宗内での居場所を失い、これまで以上に窮地に追い込まれていくことになるのでしょう。