亡国の根本原因は「仏法より事起こる」

「亡国の根本原因」特集号が出来しました

 顕正新聞令和3年4月5日号が出来しました。その名も「亡国の根本原因」特集号

 いま新型コロナの猛威や中国の不穏な動きをみて、日本がたいへんな状況になってきていることは誰もが感じていると思います。でも、その根本原因を知る人は誰もいません。そこに「亡国の根本原因」を仏法の眼をもってお教え下されたのが、今回の特集号です。

 それでは、さっそく特集号の内容を見ていきましょう!

大聖人に御奉公申し上げる仏弟子の集団は顕正会以外にない

 まず浅井先生は、創価学会と日蓮正宗(宗門)の無道心と腐敗堕落ぶりを教えて下さいました。

 とくに驚いたのが、日蓮正宗の法華講員が毎年正月の1・2・3日に総力を挙げて本山に参詣する「初登山」の人数が激減していることでした。

 法華講連合会の機関紙「大白法」によると、早瀬日如管長が登座した直後の平成18年には「2万7032人」だったのに、それからだんだんと減り続け、令和2年には「1万71080人」になってしまいました。15年の間に、なんと約1万人(36%)も激減してしまったのです(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。

 この衰退ぶり、ちょっと普通じゃないですよね。なんだかもう「終わり」が見えている感じです。まさに沈滞そのものですね。そのくせ、宗門は毎年・毎年、折伏が進んでいるような宣伝だけはしていたというのですから呆れてしまいます。

 浅井先生は、早瀬管長が坊主の生活のため「法華講員八十万体勢の構築」などと虚勢を張っていることについて、「このようなことを言い出す前に、なぜ御遺命に背いた大罪を、大地に身を投げて大聖人様にお詫び申し上げないのか。この改悔なくしては、弘通など口にする資格もないではないか」とお叱りになられましたが、大聖人の御眼を恐れぬ無道心には私も憤りが込み上げました。

 大聖人一期の御遺命に背き、極限の大謗法・師敵対に陥っている学会・宗門は、いま罰により衰亡の一途をたどっています。もう学会・宗門には、広宣流布に御奉公する「資格」も「力」もありません。

 そこに、「広布最終段階に、大聖人様に御奉公申し上げる仏弟子の集団は、もう顕正会以外にはない」との浅井先生の仰せが命に響き、顕正会員として御奉公に励める立場の誇りと有難さが込み上げました。

「良き臨終」有難さ込み上げる

 次いで浅井先生は、顕正会で多く見聞きする「良き臨終」の報告に寄せて、「三毒強盛の我ら凡夫が、わずかな信心で成仏させて頂けるのも、これ偏に大聖人様の大慈大悲による、御本尊様の仏力・法力による」、「いま顕正会員は、大聖人様の仰せのままの信心をして、仰せのままに成仏を叶えさせて頂けること、なんと有難いことか」と仰せられましたが、有難さで胸がいっぱいになりました。

 私も信心するまでは全然知りませんでしたが、実は「臨終の相」に善悪があり、臨終こそ人生の最大事なのです。

 大聖人は「千日尼御前御返事」に、地獄に堕ちる者は死してのち、身体全体が黒くなるうえ、遺体がたいへん重くなる、と仰せられています。

 この御金言を一身で証明してみせたのが、大聖人の御遺命に背き悪相を現じた第66世・細井日達です。「日達上人の相は真っ黒で『助けてくれ!』と叫んでいるような、悪相、悪臨終だった」等の証言が残っています(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。

 また、同じく御遺命に背いた第67世・阿部日顕の悲惨な最期も明らかになっています(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。

 一方、成仏する者は、たとえ生前色が黒くても、死してのち色が白くなり、その遺体は軽く、かつ柔らかになる―と大聖人は仰せられています。

 今回の特集号にも、「良き臨終」についての有難い登壇がいくつもありました。中でも、重度のリウマチが良くなるならと平成17年に入信し、一筋の信心を貫いて臨終を迎えた婦人部の安田副長についての登壇は素晴らしく、「病室の入口からでも分かるほど白く光り輝いていて、頬はマシュマロのようにフワフワで、リウマチで硬くなっていた指はお数珠がかからないほど柔らかく、口角の上がった口は、何とも言えない幸せそうな顔」だったと聞いては、大感激が込み上げました。

 浅井先生は、「未だ仏法を知らぬ日本の人々は、生命が三世にわたって連続することも、臨終の相に善悪があることも全く知らない。この厳粛なる事実を知るとき、誰人も日蓮大聖人を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉るようになる」、「顕正会員は、大聖人様の仰せのままの信心を貫き、何としても一生成仏を遂げさせて頂きたい。ただこの願いだけである」と仰せられましたが、私も一生成仏が叶う有難さを噛みしめ、広宣流布の御奉公に励んでいきたいと思います!

国家の最大事は亡国

 次いで浅井先生は、国家にとって一番大事なことは「国が亡ぶこと」であるとして、その「根本原因」を一言でお示し下さいました。

 「まさに日蓮大聖人に背き奉ることこそ、亡国の根本原因なのです。この大事を一言で仰せ下されたのが『日蓮によりて日本国の有無はあるべし』との金文であります」と。いやはや、凄いですね!

 では、どうして日蓮大聖人に背き奉ることが亡国の根本原因となるのでしょうか?このことは、日蓮大聖人の重き御立場と御金言を拝さなければわかりません。

 大聖人は「聖人知三世事」という御書に、「日蓮は一閻浮提第一の聖人なり。上一人より下万民に至るまで、之を軽毀して刀杖を加え、流罪に処するが故に、梵と釈と日月・四天、隣国に仰せ付けて之を逼責するなり」と仰せられています。

 「一閻浮提第一の聖人」とは、インド出現の熟脱の教主・釈尊よりも勝れた下種の御本仏、久遠元初の自受用身ということです。この御本仏を、当時の日本は一国こぞって謗り、御頸を刎ねんとし、流罪に処するという逆罪を犯しました。このゆえに仏法守護の梵天・帝釈・日月・四天等の諸天は、隣国に命じてこの日本を責めしむるのである―との仰せです。

 この仰せを拝せば、日蓮大聖人の重き御立場と、この大聖人に背き奉る罰として亡国の大難が起こることがわかりますね。

 さらに弘安4年の十字御書には、「影は体より生ずるもの、法華経をかたきとする人の国は、体に影の添うがごとくわざわい来たるべし」と仰せられています。

 では、日本一同はいま日蓮大聖人を信じ奉っているでしょうか。残念ながら、答えは「否」です。しかも日本一同が背き続けているだけでありません。一国を諫めるべき正系門家まで極限の大謗法・師敵対に陥ってしまっているのです。

 具体的には、創価学会・日蓮正宗ともに国立戒壇の御遺命に背いて偽戒壇・正本堂のたばかりをし、罰によって仲間割れが起こると、学会はあろうことか大聖人出世の御本懐である本門戒壇の大御本尊を捨て奉り、一方、宗門は大御本尊を「営利の具」として御開扉料稼ぎに狂奔しています。

 浅井先生は、「この師敵対、この大謗法、この無道心、どうして諸天が許しましょうか。ここに諸天の力用により、圧倒的な軍事力を持つ中国が日本を襲うのです」と仰せられています。

 いま中国は、あたかも御在世の大蒙古のように急速に経済力・軍事力を増強させていますが、偽戒壇・正本堂の建立に符節を合わせるように1971年に尖閣諸島の領有権を主張し出し、1992年に「領海法」を制定して東シナ海・南シナ海を中国の領海、尖閣諸島等を中国の領土と規定し、2010年に「国防動員法」を施行して国内外のヒト・カネ・モノの戦争動員を可能にし、今年2月1日に「海警法」を施行して「尖閣諸島の中国海域に入り込んだ日本の船舶に対し、海警局の艦艇は発砲等の武力行使をして良い」と決めたのも、偶然ではありません。すべては「仏法より事起こる」のです。

 総幹部会で登壇した荻野第8男子部長によると、尖閣諸島の警備にあたる海上保安庁に勤務する人たちの間では、中国が本格的に攻撃を仕掛けてきた場合の話題が多くなり、「今後、危険が増してきたら、オレは海上保安官を辞める」とか、「脆弱な海上保安庁の巡視船では、中国の艦船にまったく太刀打ちできない」等と話しているそうで、中国の侵略が着実に近づいてきていることを感じます。浅井先生のご指導を視聴したある自衛官は、「中国からの侵略を解決する方法は、日蓮大聖人の仏法しかないのかもしれない」と語っていたそうです。

 浅井先生は、中国と習近平の威信がかかっている来年2月の北京冬季オリンピックまでは中国は動きを抑えると思われるものの、「それが終わったら、いよいよ隙を窺って尖閣を奪い、沖縄を侵し、ついには日本本土を侵略するに違いない」と仰せられています。

お救い下さるは日蓮大聖人ただ御一人

 しかし、ここに日蓮大聖人の大慈大悲と絶大威徳があります。この亡国の大難を用いて、重大な御化導をあそばすのです。

 御在世には、大蒙古の責めで日本国中が怯え切る中に、一切衆生に対して未来に仏に成る種をおろして下さいました。曽谷抄の「濁悪の衆生、此の大士に遇って仏種を殖うる・・・」との仰せはこのことです。これが御在世の逆縁広布です。

 そして未来日本国に亡国の他国侵逼が起こるとき、同じく恐怖に戦く日本一同を、大聖人は一時に信ぜしめて下さるのです。それが上野抄に仰せられる「ただをかせ給へ、梵天・帝釈等の御計いとして、日本国一時に信ずる事あるべし」との順縁広布です。なんと凄いことでしょうか!

全地球上に流布する

 しかも、大聖人の下種仏法の流布は、日本だけにとどまりません。浅井先生は、次のように指導下さいました。

 「日本が広宣流布すれば、三大秘法は直ちに中国に流布する。このとき中国共産党などは、太陽の前の朝露のごとく一時に消滅する」、「かくて地球上の全人類が、日蓮大聖人を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉るようになる。ゆえに報恩抄には『日本乃至漢土・月氏・一閻浮提に、人ごとに有智・無智をきらはず、一同に他事をすてて南無妙法蓮華経と唱うべし。乃至、日蓮が慈悲昿大ならば、南無妙法蓮華経は万年の外未来までもながるべし』と」、「なんと雄大なる御予言であられるか。大聖人の慈悲昿大により、やがて全世界の人々が南無妙法蓮華経と唱え奉るようになり、その唱題の流れは未来永遠に続くと御断言下されているのです。このとき地球上から、戦争も、飢餓も、大疫病も消滅し、人々は心ゆくまでお題目を唱え、一人残らず一生成仏を遂げさせて頂ける。なんと有難いことか」、「この世界広布の鍵は、実に日本の広宣流布にある」、「その日本の広宣流布は、大聖人様の御力により、もう間近であると、私は確信しております」と。

 いかがでしょうか。日蓮大聖人の御化導の雄大なスケールと、全人類が救われていく三大秘法の大功徳には大感動で胸がいっぱいになり、広宣流布へのやみ難い思いが湧いてきます。

 このとき御奉公を申し上げるのは、御遺命のゆえに解散処分を受けるとも大聖人に一筋の忠誠を貫き、いま300万にならんとしている仏弟子の大集団・顕正会以外にはあるべくもありません。

 この立場の有難さを噛みしめつつ、私も広告文と特集号を片手に、広宣流布のお手伝いに邁進していきたいと思います!