安倍政権八年の悪政

「安倍政権八年の悪政」特集号が出来しました

 冨士大石寺顕正会の8月度総幹部会を特集した顕正新聞令和4年9月5日号が出来しました。その名も「安倍政権八年の悪政」特集号

 ご講演において浅井先生は、本年7月8日に銃撃されて命を喪った安倍晋三元首相の悪政について、「いま改めて、安倍政権8年の悪政について以下の6つを挙げ、日本の将来のために論じたい」として重大指導を下さいました。

 「諫臣」として国にとっての重大事を仏法の立場から告げ知らしめられる先生の大忠誠を拝するほどに、この大事を全日本人に伝えたいとの思いが込み上げます。

 それではさっそく内容を見ていきましょう!

世法上の5つの悪政

 まず浅井先生は、安倍元首相の世法上の悪政として、①異次元金融緩和、②森友学園疑惑、③加計学園疑惑、④「桜を見る会」疑惑、⑤北方領土問題の5つを挙げて痛烈に指弾されました。

 経済、内政、外交の各分野における誰にもわかる悪政を列挙・指弾することで、安倍の最大の悪政である仏法上の失を顕わす階梯とされる先生の卓抜の御見識、悪を許さぬ御気魄にはひれ伏す思いとなりました。それぞれの悪政について詳しくはこちらをご覧ください。

顕正新聞「安倍政権八年の悪政」特集号 | 顕正新聞社 - 公式サイト
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安倍政権の最悪政は「神国日本」の画策

 次いで浅井先生は、安倍政権が「神国日本」を作らんと画策していたことこそ仏法上の失であり、最大の悪政であることを指導下さいました。

 「神国日本」の画策とは、日本最大の極右団体「日本会議」および「神社本庁」と結託して、日本を「神の国」にしようとしたことです。つまり、明治憲法のように天皇を絶対化して「国家神道」を復活させ、戦前の日本を取り戻そうとするもので、具体的には「天照太神を祀る伊勢神宮を日本の本とする」ということです。

 こう書くと、「えっ、安倍晋三元首相って、そんな大それた野望を持っていたの!?ちょっと信じられないんだけど・・・」と思う方がいるかもしれません。

 でも、これは厳然たる事実なのです。

 浅井先生は、安倍元首相が「神国日本」を作らんとしていたことについて、①平成28年にG7会議が日本で行われたとき、わざわざ開催地を伊勢志摩に決め、G7の全首脳を伊勢神宮に招き入れて「御垣内参拝」という特別の参拝をさせ、日本の国家神道を暗に国際的に認めさせようとしたこと、②安倍が作った内閣ではほとんどの閣僚が「日本会議 国会議員懇談会」と「神道政治連盟 国会議員懇談会」に属し、安倍自らその会長また顧問に就任していたこと、③日本会議のフロント活動をしている櫻井よしこが主催する「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の集会に毎回「憲法改正」を誓うビデオメッセージを送っていたことを挙げ、「これらを見れば、安倍のめざすところがよくわかる」と仰せられましたが、目からうろこが落ちる思いとなりました。

 そのうえで浅井先生は、「日本国は、全人類をお救い下さる御本仏日蓮大聖人が御出現あそばされた本国であり、本門の三大秘法広宣流布の根本の妙国」であり、天照太神・八幡大菩薩等はこの御本仏を守護し奉る神々であること、ゆえに「仏は主君、神は所従」であり、「これを取り違えて、もし神を主として崇め、御本仏日蓮大聖人を無視・軽賤するならば、それが謗法になる。よってその人も亡び、国も必ず傾くのである」と指導下さいましたが、安倍元首相が犯した「神国日本」の画策が人と国を亡ぼす「謗法」である所以をはっきりとわからせて頂きました。

 浅井先生は、この安倍の野望を見抜かれ、平成25年2月から令和3年11月にいたるまで62回にわたって顕正会の集会でこれを責め、顕正新聞を安倍の許に送付されました。

 しかし安倍は、体調不良を理由に2度も首相を辞任しながら、なおも政権の座を狙い、「神国日本」に執念を燃やしていました。

 そこに本年7月8日、誰もが想像しなかったあの銃撃事件が起きたのです。

 浅井先生は、次のように仰せられました。

 ここに諸天は許さず。

 彼はついに銃弾に斃れ、その野望は永遠に潰えたのであります。

顕正新聞「安倍政権八年の悪政」特集号

 いかがでしょうか。日蓮大聖人の仏法を立て、国立戒壇を日本の本とする広宣流布の前夜において、あろうことか「国家神道」を復活させ、伊勢神宮を日本の本とせんとするなど、言語道断の大謗法です。

 かつて先生は、弘安2年の出世本懐成就御書の「今は各々励むらむ」との御金言を引かれ、「広宣流布もいよいよ大詰めが近づいてくると、功徳の出方も早い、罰の出方も早い。これすべて、大聖人様が諸天に命じ給うゆえの現証であると、私は拝しております」と指導下さいましたが、今回の安倍銃撃も、いよいよ広宣流布が大詰めに近づいてきたゆえに「総罰」と並んで起きてきた「現罰」「別罰」と伏して拝しては、「広宣流布甚だ近し」と感じずにはいられません。

 同時に、広布前夜に「神国日本」という謗法を画策し、ついに凶弾で命を喪った安倍の悪政と顛末を、「日本の将来のために」と敢えて記し留められた先生のお姿が、御在世に法華講衆の頸を刎ねた平左衛門が後年謀叛の罪で誅戮された現証を「法華の現罰を蒙れり」と後世のために記し留められた日興上人のお振舞いと重なっては、先生の仏法上のお立場に畏敬の念が込み上げました。

日本国の「総罰」を見よ

 最後に浅井先生は、いま正系門家が師敵対に陥っているゆえに、諸天は許さず、弘安2年の出世本懐成就御書に示された「総罰」が、いま再び日本国に現れてきていることを指導下さいました。

 「大疫病」とは、全世界に驚くべき勢いで蔓延している新型コロナ。

 「大飢渇」とは、異常気象による大飢饉とともに、まもなく起こる世界規模のハイパーインフレと食糧危機。

 「どしうち」とは、政権与党の自民党内にやがて起こるであろう仲間割れ、さらに近い将来に日本国が親米派と媚中派に分裂して争うであろう抗争。

 「他国より責めらるゝ」とは、他国侵逼である――と。

 御在世の出世の本懐成就と広布前夜の御遺命成就、時代は異なるとも、いずれも大聖人様があそばす重大御化導であり、そこに起こる「総罰」のあまりの酷似ぶりを眼前にしては、浅井先生の「重大なことは、大慈大悲の大聖人様はこの恐るべき他国侵逼のとき、この大罰を用いて広宣流布をあそばし給うのである」との仰せが命に響き、広宣流布への燃える闘志がわいてきます。

 私も広告文と特集号を手に、「この重大御化導をお手伝い申し上げるのは、御遺命のゆえに一万二千のとき理不尽なる解散処分を受けるとも、一筋の忠誠を貫き、いま三百万の仏弟子の大集団に成らんとしている顕正会以外には、断じてあるべくもない」と叫ばれる浅井先生の御心を体し、広宣流布のお手伝いに励んでいきたいと思います!