20年代こそ広宣流布の決戦場

「20年代こそ広布の決戦場」特集号、出来!

 顕正新聞令和2年7月5日号が出来しました。その名も「20年代こそ広布の決戦場」特集号

 今年に入ってから、新型コロナが突如として世界中に感染拡大し、多くの死者が出ています。日本も世界も経済はボロボロ。中国とアメリカの疑心暗鬼と対立もどんどん先鋭化しています。最近では大きな地震も頻発してきました。西日本を襲った豪雨も尋常ではありません。

 これらの異常気象、経済危機、各国間の対立、地震の頻発をみて、きっと多くの人たちが「なんでこんなに災害が続くんだろう・・・」と感じていると思います。でも、その根本原因がわからないのです。

 その「答え」は、本特集号の中にあります。興味のある方は、ぜひ読んでみてください(https://kenshokai.or.jp/special_issue.html)。

「20年代こそ広宣流布の決戦場」と思い定めてきた所以

 今回の特集号において、浅井先生は、「二〇年代こそ広宣流布の決戦場である」と前々から思い定めてきた所以について、次のように指導くださいました。

 私は前々から、二〇年代こそ広宣流布の決戦場であると、思い定めておりました。

 そのわけは、正系門家の御遺命違背すなわち大聖人様への師敵対が、すでに極限に達している。もう日本は保たないと感じていたからであります。

顕正新聞令和2年7月5日号

 正系門家において、「時の貫首」をはじめとする宗門僧俗、そして最大の信徒団体であった創価学会は、あろうことか、日蓮大聖人の一番大事な御遺命に背いてしまいました。つまり、大聖人への師敵対となっているのです。しかも、それが「極限」に達している・・・。

 日蓮大聖人は「仏法は体、世間は影」と仰せられています。これでは日本は到底保ちません。そこに浅井先生は、20年代に何としても広宣流布を決せんと思い定めてこられたのです。

 このように、正系門家の御遺命違背、極限に達した師敵対こそが、いま日本や世界に起きている「総罰」の根本原因なのです。

 自ら御遺命に背き、師敵対に堕ちている学会・宗門では、このことに気づけないのも当然ですね(笑)

 まさに正系門家においてただ御一人、御遺命違背を諫め続けてこられた浅井先生だけが、この亡国の根本原因をお知りになり、先生率いる顕正会だけが、人を救い国を救う広宣流布の戦いに毅然と立ち上がることができるのです。

 浅井先生は仰せられました。

 この総罰の中、学会と宗門は委縮して今すべての活動を中止しているとのことですが、顕正会だけは「この総罰こそ広宣流布近しの前相」として、いよいよ人を救い国を救う戦いに、毅然と立っている。

 この姿こそ、顕正会が大聖人様の真の弟子、地涌の菩薩の大集団であることの証であります。

顕正新聞令和2年7月5日号

 いかがでしょうか。私も微力ながら、日々、広告文を片手に広宣流布のお手伝いに励んでいますが、この亡国の災難を見て、人を救い国を救う戦いに毅然と立てていることは、実は当たり前ではなかったんですね。「大聖人様の真の弟子、地涌の菩薩の大集団」とは、なんと有難く、すごい立場でしょうか。

 「用心深く、しかもしなやかに、総罰の中にしんしんと広宣流布を進め、何としても大聖人様に応え奉りたい」との浅井先生の御心を胸に、これからもがんばっていきたいと思います!

「極限に達した師敵対」とは?

 「ふーん、そうなんだ。創価学会や日蓮正宗って、『南無妙法蓮華経』を唱えているのに、日蓮大聖人に背いているんだ。それじゃあ功徳がないのも当然よね。それにしても『極限に達した師敵対』ってすごいわね!あの人たち、一体どんな悪いことをしてきたの?」と思われた、そこのあなた!

 ・・・実は、とてつもなく悪いことをしてきたのです(笑)

 このことを理解するためには、そもそも正系門家・富士大石寺とはどういう宗門だったのか、ということを押さえる必要があります。そのうえで、その正系門家がいまどのような状態になっているのかを知れば、「極限に達した師敵対」の意味がはっきりとわかると思います。

 浅井先生は、次のように指導くださいました。

 いいですか。富士大石寺は日興上人・日目上人以来七百年、ひたすら日蓮大聖人の御法魂たる「本門戒壇の大御本尊」を秘蔵厳護し奉り、御遺命たる「国立戒壇建立」を唯一の使命・宿願としてきた清らかな正系門家であります。

 しかるにこの正系門家において

 池田大作は国立戒壇を否定するために偽戒壇・正本堂を建て、細井日達・阿部日顕の二代にわたる貫首はこのたばかりに協力した。

 そのうえあろうことか、池田大作はついに戒壇の大御本尊をも捨て奉った。また阿部日顕は「戒壇の大御本尊を攻撃せよ」と身延派坊主に嗾けた大謗法者・山崎正友とも平然と手を組んだのであります。

 以上が極限に達した師敵対の実態であります。

顕正新聞令和2年7月5日号

 いかがでしょうか。いま学会と宗門(日蓮正宗)は、日蓮大聖人の唯一の御遺命である「国立戒壇建立」を放棄したのみならず、大聖人の御法魂である「本門戒壇の大御本尊」に対する信心が全くなくなってしまったのです。

 具体的には、学会は平成26年11月7日、「弘安二年の御本尊は受持の対象にはしない」と決定して、戒壇の大御本尊を捨て奉りました。

 一方、宗門(日蓮正宗)は、そのトップである第66世・阿部日顕が、戒壇の大御本尊を怨嫉する身延派と連携し、また、戒壇の大御本尊を誹謗する悪書について「その後の掘り下げがありません。これから本腰を入れて取り組んでほしい」などと発言した大謗法の山崎正友とも手を組みました。いやはや、全く信心がないんですね。

 浅井先生は、「この一事を見れば、阿部日顕には『学会憎し』の思いはあっても、戒壇の大御本尊に対し奉る信心は、池田大作と同じく全くなかったことがわかる。彼らには大聖人の御眼を恐れる道念など、微塵もなかったのであります」と、ズバリ指摘されています。

 この正系門家の極限に達した師敵対により、「仏法は体、世間は影」との御金言のまま、日本はいま亡国の大難を受けているのです。

これから日本はどうなるか

 浅井先生は、平成16年の諌暁書「日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ」の冒頭に、次のように記されています。

 日本は今、亡国の前夜を迎えている。

 その亡国は、どのような災難によってもたらされるのかといえば―

 まもなく始まる巨大地震の連発を号鐘として、国家破産、異常気象、大飢饉、大疫病(感染症)等の災難が続発し、ついには亡国の大難たる自界叛逆(国内の分裂抗争)と他国侵逼(外敵の侵略)が起こるのである。

 これは凡夫の私が言うのではない。日蓮大聖人が立正安国論の奥書に「未来亦然るべきか」と示されるところによる。(中略)

 この恐るべき亡国の大難が起きても、もしその起こる所以を知らなければ、人々はただ恐れ戦くのみで、これが「日蓮大聖人に背くゆえ」とは知るよしもない。したがって大聖人に帰依信順することもない。そうであれば、日本はそのとき必ず亡ぶ。

 よって日蓮大聖人の弟子として私は、前もってこれを全日本人に告げ知らしめて国を救わんと、本書を著わした次第である。

「日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ」

 いかがでしょうか。大聖人の大恩徳を全日本人に告げ知らしめて国を救わんとされる浅井先生の御心が胸に迫り、大感動が込み上げます。

 そして、振り返ってみると、この諌暁書に記されたとおりの災難がいま次々と起きてきていることがわかります。これは「仏法より事起こる」ゆえの大難だからです。「未来亦然るべきか」との御金言の、なんと重いことでしょうか。

 浅井先生は、仏法の道理に基づき、これから日本に起きてくる「総罰」の様相について、次のように指導くださいました。

 いま、私が最も気にしているのは、巨大地震の発生です。もし巨大地震が発生したら、国家破産寸前の日本はそれで止どめを刺される。

 歴史を見れば、巨大地震は国家の大変動のとき、その先兆として起きている。これは依正不二の原理の上からも当然の事です。(中略)

 さらに御在世を拝見すれば、大聖人様は正嘉元年の前代未聞の巨大地震をごらんになって

 「他国より此の国を破るべき先相なり」(安国論御勘由来)と断言あそばされている。

 いま正系門家の御遺命破壊・師敵対によって日本国が亡びんとするとき、その先相として巨大地震の連発が起こらぬはずがない。(中略)

 まさに巨大地震の連発がいよいよ始まるのです。そしてそれ以後、世界恐慌に陥り、ことに日本は大聖人仰せのごとく「同士討ち」と「他国から責められる」のです。

 この「同士討ち」とは、日本国を二分しての親中派と親米派の争いであると私は思っている。また「他国より責められる」とは、いよいよ中国から脅かされるのです。(中略)

 さらに中国の侵略的膨張を見てごらんなさい。(中略)このような中国の侵略的膨張は、必ずアメリカと衝突する。かくて、抜き差しならぬ、全世界を巻き込んだ大戦争が、諸天の働きにより自然と起きてくる。磁石が鉄を吸うように、自然とそのようになってくるのです。

 この大闘諍こそ、まさしく大聖人様が広宣流布の前夜には必ず起こると御予言下された「前代未聞の大闘諍」であります。(中略)

 この大闘諍は「仏法より事起こる」ものであれば、いかなる政治力も経済力もこれを止め得ず、いかなる仏・菩薩・神々に祈るとも虚しい。

 このとき、日本および全人類をお救い下さるのは、宇宙的力用を有する諸天に申し付ける、絶大威徳まします日蓮大聖人ただ御一人であられる。

 この大闘諍が起きたとき、人々は国亡び我が命を失う恐怖から、あらゆるものにすがる。しかしその結果は絶望以外にはない。そしてこの絶望の中に、人々は始めて日蓮大聖人の絶大威徳と大慈大悲を知り

 「日蓮によりて日本国の有無はあるべし

 との、重き重き御存在にひれ伏す。かくて日本をはじめ全世界一同に南無妙法蓮華経と唱え奉る時が必ず来る。すべては日蓮大聖人の慈悲昿大によるのであります。

顕正新聞令和2年7月5日号

 いかがでしょうか。大聖人が種々の御書に示されるように、亡国の大難が眼前に迫るとき、人々は身を失い国を失う恐ろしさから、一同に日蓮大聖人を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉るようになるのです。すべては日蓮大聖人の絶大威徳と大慈大悲によります

顕正会の使命

 この大事なときに、日蓮大聖人の御化導をお手伝いする仏弟子の大集団が顕正会です。浅井先生は叫ばれました。

 顕正会の使命は、日蓮大聖人のこの偉大な大恩徳を全日本人に教え、帰依せしむるところにある。

 御遺命に背いた学会・宗門には、すでにこの資格も力もない。

 顕正会が身を捨てて立たずして、誰人が大聖人様に応え奉るのか。

 いよいよ二〇年代こそ広宣流布の決戦場であります。

 このときに生まれ合わせたということは、お互いに、何たる宿縁か。

顕正新聞令和2年7月5日号

 この濁りきった世の中で、日蓮大聖人の大恩徳をまっすぐに伝え、人を国を救わんと立ち上がっている仏弟子の大集団は、浅井先生率いる顕正会以外にはありません。この顕正会の一員として、いま広告文を片手に広宣流布のお手伝いが叶う宿縁の有難さを、日々噛みしめるものです。