御遺命違背こそ亡国の因

顕正新聞3月5日号が出来しました

 顕正新聞3月5日号が出来しました。その名も「御遺命違背こそ亡国の因」特集号

 名前のとおり、宗門(日蓮正宗)が日蓮大聖人の御遺命たる「国立戒壇」に背いていることが亡国の根本原因であることを、浅井先生が仏法上の御見識から断ぜられた御講演が掲載されています。なんとも有難いですね!

 今年に入って、アメリカがイランのスレイマニ司令官を暗殺したり、新型コロナウィルスが世界中に蔓延したりと、不穏な情勢が続いています。ついにパンデミック(世界的な大流行)になり、日本でも収束の目処が全くつきません。経済もガタガタです。やがて国家破綻が起き、内乱が頻発し、ひいては亡国をもたらす他国侵逼の大難が来ることは、もう多くの日本人が否定できなくなってきたのではないでしょうか。

 では、どうしてこのような大災難が起きてきたのでしょうか。

宗門の御遺命違背こそ亡国の根本原因

 日蓮大聖人は弘安2年の出世本懐成就御書に、当時、国中に起きていた大災難について、次のように仰せられています。

 日本国の大疫病と、大けかちと、同士討ちと、他国よりせめらるゝは総罰なり

 つまり、大流行病や大飢饉(経済崩壊による生活苦)、内戦、他国侵逼等の大災難は、国中が大恩徳まします日蓮大聖人に背くゆえに起こる「総罰」なのです。

 その上で、浅井先生は、「就中、今日においては、正系門家が御遺命に背いていることこそ最も罪が重い。これこそ根本原因であります」と指導くださいました。

未だに御遺命に背き続ける宗門

 申すまでもなく、日蓮大聖人の御遺命とは、広宣流布(日本一同が日蓮大聖人を信じ奉る時)の暁に、国家意志の表明をもって、富士山天生原に「国立戒壇」を建立することです。このときはじめて日本は仏国となり、真に安泰な国家となります。

 ゆえに正系門家・富士大石寺は、第二祖・日興上人以来700年、「広宣流布・国立戒壇建立」を唯一の宿願・大目的としてきました。このことは、後に御遺命に背いた第66世・細井日達の「富士山に国立戒壇を建設せんとするのが、日蓮正宗の使命である」(大白蓮華・昭和35年1月号)との発言からも明らかです。

 ところが、宗門は、創価学会の池田大作にへつらって、細井日達・阿部日顕という2代にわたる貫首が「国立戒壇」を否定して以来、未だに否定し続けているのです。

 具体的には、細井日達は昭和45年5月3日の学会本部総会で「国立戒壇の永久放棄」を内外に宣言し、阿部日顕は平成16年の「全国教師講習会」、さらに昨年2月に発刊した冊子において「国立戒壇は間違いだ」との謗言を吐きました。その上、宗門は昨年、「顕正会破折Q&A」という冊子や、教学部長・水島公正の講義でも、国立戒壇を散々に誹謗しています。

 これらを早瀬日如管長が知らないはずがありません。

 そこに、浅井先生は昨年7月、早瀬管長に対し、「日蓮大聖人の唯一の御遺命は国立戒壇建立であると、早く宣示したまえ」と直諌しました。しかし、今に至るまで宣示はありません。

 浅井先生は、「まことに優柔不断である」として、次のように仰せられました。

 宣示がなければ、正系門家から国立戒壇建立の御遺命は消滅したままではないか。その間、すでに五十余年―。

 私は声を大にして言いたい。

 「大聖人様に対し奉り、申しわけないと思わぬか」と。

 「仏法は体、世間は影」であれば、正系門家における御遺命消滅は必ず日本を傾けるのです。

顕正新聞「御遺命違背こそ亡国の因」特集号

 正系門家の御遺命違背こそ亡国の根本原因であることを思えば、「国立戒壇」否定を見ながら知りながら黙認し続ける早瀬管長の責任と罪は重大と言わざるを得ません。

どんどん衰退する宗門、「オママゴト」はやめよ

 これらの大災難の後、やがて迫り来る「前代未聞の大闘諍」「他国来難」から日本を救い、世界をお救い下さる御方は、宇宙的力用を有する諸天を従え、その諸天に申しつける絶大威徳まします、末法下種の御本仏・日蓮大聖人ただ御一人です。

 しかし、日本の人々は、この偉大な仏様が日本にましますことを知りません。

 浅井先生は、「これ門下の怠慢であり、非力のゆえである」として、次のように仰せられました。

 顕正会こそ、この大事の御奉公をなさねばならない。

 いま顕正会に「広宣流布朝夕近し」の大情熱が滾っていること、私は何より嬉しい。

 御遺命に背いた輩に、死身弘法などできるはずがない。彼らはすでに、広宣流布を進める資格も力も失っているのです。・・・ゆえにいま学会も宗門も広宣流布の弘通は全く進まないのです。

 所詮、御遺命に背いては、死身弘法などあり得るはずもないのであります。

顕正新聞「御遺命違背こそ亡国の因」特集号

 宗門の本年の「法華講・正月登山」は、機関紙「大白法」によれば、元日・2日・3日の総計で、わずか1万7180名だったそうです。なんと、早瀬日如管長が登座した平成17年以来の最低だったのです。つまり、いま宗門はどんどん衰退しているのです。

 浅井先生は、「こんなことで、どうして広宣流布ができようか。オママゴトはやめて、ただ御遺命違背の大罪を大聖人様に謝し奉り、真摯に出なおさなければいけない」と叱責されました。

 所詮、いまの宗門がやっていることは、御遺命を捨てた師敵対の輩が、何の確信も情熱もなく、ただ暇つぶしでやっている「広宣流布ごっこ」、「オママゴト」にすぎないのです。「何としても大聖人に応え奉らん」、「早く広宣流布を」とのやみがたい想い、燃えるような情熱など、微塵もないでしょう。これが師敵対の輩と、大聖人に忠誠を貫く浅井先生率いる仏弟子の大集団との違いなのです。

もう顕正会以外にない

 かつて1万2000で理不尽な解散処分を受けた顕正会は、微動もせず、今や213万余の仏弟子の大集団となって日本を独走しています。先生は、「この不思議、ただ大聖人様の御守護以外にはない」、「もう顕正会以外に、広宣流布を戦う仏弟子の大集団はない。大聖人様はお待ちあそばす。早く三百万、五百万となって、亡国眼前の日本国を揺り動かし、何としても大聖人様に応え奉りたい」と叫ばれましたが、激動の客観情勢と学会・宗門の体たらくをみるとき、「もう顕正会以外にない」との確信がこみ上げます。

 今後、広宣流布が近づくにつれて、国中に三災七難が打ち続きますが、私も「何なる世の乱れにも」必ず御守護くださるとの大聖人の有難い仰せを胸に、歓喜の大折伏で広宣流布のお手伝いをしていきたいと思います!