宗門の謗法与同が酷すぎる

謗法与同も平然の日蓮正宗

 「世相閻魔帳」に、宗門(日蓮正宗)のあまりに酷い謗法与同の実態が暴かれていました。

 タイトルは、「身延派と誼(よしみ)を通じる宗門の腐敗堕落」(3月5日号)、「謗法僧らと交歓する宗門の悍ましき実態」(3月15日号)というもので、わかってはいましたが、「ああ、やっぱり宗門って、ぜんぜん信心がないんだ・・・」と改めて感じました。閻魔帳の全文はこちらで読むことができます。

 このブログでは、私がとくに酷いと感じた内容を取り上げたいと思います。

身延派布教師一行を大石寺に招く

 これは有名な話ですが、平成6年11月5日、日蓮宗身延派の総本山・久遠寺内の志摩坊住職で山梨県第一部布教師会長でもある佐藤順映以下8人の身延僧が大石寺を参拝しました。

 一行を懇ろに正本堂などの施設に案内したのは大石寺理事・理境坊住職・妙観講指導教師の小川只道でした。もちろん、小川が独断でこのようなことを行えるはずがなく、阿部日顕の承諾を得ていたことは言うまでもありません。

 後日、佐藤順映は「大石寺研修参拝記~他宗には門戸開かぬ大石寺に柔軟性」と題する記事を「布教師会報」に発表しました。その中には次の記述があります。

時の推移とは云え過去頑迷なまでに他宗には門戸を開かなかった大石寺が、堂内外の案内に応じたという変化を我々は機敏にとらえ、柔軟な姿勢に最大限の評価を下し、更に日蓮門下の一員と云う連帯感の醸成に陰に陽に働きかける絶好の機と思うが如何であろうか。

 懇切なる案内をしてくれた教師から、ほどなく一通の礼状が届いた。

 〝皆様の暖かなお心に触れ、外はめっきり寒くなっていたにも拘わらず、暖かな気持ちで御案内申し上げることができましたことを感謝しております〟と。

 察するに今置かれている大石寺の立場を鮮明に表しているものと理解するがうがち過ぎだろうか」と。

 佐藤の手記からは、過去謗法と厳しく袂を分かってきた大石寺が「堂内外の案内に応じたという変化」により、謗法僧の佐藤に「連帯感」まで懐かせたことがわかります。何という腐敗堕落でしょうか。

 閻魔帳は「これこそ『仏法中怨』の誡めに背き、日興上人の身延離山の大精神を蹂躙する許し難き所行であり、腐敗堕落の極というべきである」と厳しく喝破しています。

宗門僧俗の謗法与同

 この頃から宗門と身延派の交流が頻繁に行われ、宗門僧俗も誰憚ることなく日蓮宗寺院を訪れるようになりました。主だったものを挙げれば次のとおりです。

 平成7年3月12日、久成坊住職・関快道は20数人の法華講員を率いて千葉の誕生寺・清澄寺等の日蓮宗寺院を巡った。

 平成7年7月3日、富士学林大学科の宗門僧侶が研修旅行で鶴岡八幡宮・竜口寺・安国論寺等を見学。

 平成7年8月20日、宗門の法華講総講頭・柳沢喜惣次が、阿部日顕の息子・信彰(宗門能化・布教部長・常在寺住職の阿部日明)が住職を務める大修寺の法華講員約20人を率いて身延山久遠寺に参詣。

 平成13年8月7日、大石寺所化20人が「史跡研修」と称して身延派の北山本門寺を訪れ、本堂で唱題、等々。

顕正新聞令和5年3月5日号

 いかがでしょうか。大聖人仰せのままの清らかな信行に励む私たち顕正会員からすると信じられないような謗法与同を平然と犯しているのが、いまの師敵対・無道心の宗門僧俗なのです。

「日蓮正宗教学研鑽所」の謗法与同

 さらに今回はじめて知ったのが、身延派に劣等感を懐く早瀬日如管長が平成24年に発足させた「日蓮正宗教学研鑽所」なる研究機関に所属する宗門坊主たちの謗法与同でした。

 この機関に所属する堀部正円や長倉信祐らは、広宣流布とはかけ離れた衒学的な研究にふけり、あろうことか、それを邪宗日蓮宗の宗務院(東京都池上)、立正大学、身延山大学が持ち回りで開催する「日蓮宗教学研究発表大会」なるものに参加して何度も発表していたのです。

 また、堀部正円が身延派の坊主たちにまじって彼らの機関誌に載せてもらった論文には、「都守基一氏より常円寺日蓮仏教研究所所蔵の日柔本録内二冊、録外四冊をお借りする機会に恵まれた。・・・都守氏に謹んで御礼申し上げたい。本稿執筆の後押しをして下さった安中尚史先生、閲覧等事務で種々お世話になった神田大輝先生にも感謝申し上げる」と謝辞が掲載されています。宗門僧侶でありながら、身延派坊主・立正大学の教授たちに「謹んで御礼申し上げ」、「感謝申し上げ」ているのです。

 言うまでもありませんが、身延派は戒壇の大御本尊を否定する「仏敵」「大謗法の徒」です。このことは、身延派坊主で立正大学助教授の安永弁哲が書いた悪書「板本尊偽作論」を見れば否定の余地はありません。

 そのような「戒壇の大御本尊の敵」である大謗法の徒を呵責もせず、むしろ親しく付き合い、仲良く研究発表ごっこをしていること自体、大御本尊への信心の欠片もないことの証拠です。

あらゆる邪宗の学術大会へ

 このような謗法与同は邪宗日蓮宗に対してだけかと思ったら、そうではありませんでした。なんと「日蓮正宗教学研鑽所」に所属する宗門坊主たちは、それ以外にも様々な邪宗がその関係施設で開催するおぞましい学術大会等に参加し、そこで邪宗関係者を破折するわけでもなく、彼らと親交を重ねているのです。

 日蓮正宗教学研鑽所の公式サイトから長倉信祐が参加した学術大会を幾つか拾ってみる。

 平成25年6月1日、駒沢女子大学(曹洞宗系)で開催された「印度学宗教学の研究に関係ある団体及び個人の研究上の連絡を図り、その発達普及を期する」ことを目的とする「印度学宗教学会」の第55回学術大会。

 同年10月25日、立正大学(身延派)で開催された「第66回日蓮宗教学研究発表大会」。

 平成26年5月31日、「21世紀の真言宗をになう寺院後継者を心を込めて育成」などと謳う種智院大学(真言宗系)で開催された「第56回印度学宗教学術大会」。

 同年11月8日、叡山学院(天台宗の僧侶養成機関)で開催された「第56回天台宗教学大会」。

 平成27年6月17日、叡山学院で開催された「平成27年度叡山学会」。

 同年9月5日、創価大学(東京都八王子市)で開催された「日本宗教学会第74回学術大会」(日蓮正宗教学研鑽所に所属する横山雄玉も同大会で発表)。

 同月20日、高野山大学(高野山真言宗系)で開催された「日本印度学仏教学会第66回学術大会」。

 同年11月6日、日蓮宗宗務院(東京都池上)で開催された「第68回日蓮宗教学研究発表大会」。

 平成28年11月11日、叡山学院で開催された「第58回天台宗教学大会」。

 同年12月3日、「日本仏教教育学会」(浄土宗・天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・時宗の連合大学である大正大学の名誉教授が代表者)の第25回学術大会。

 平成30年6月2日、「富士学会」(元立正大学教授・立正大学名誉教授・富士山本宮浅間大社宮司らが役員に連なり、長倉自身も評議員)の春季学術大会。

 令和元年9月8日、佛教大学(浄土宗系)で開催された「日本印度学仏教学会第70回学術大会」等々、挙げ始めるとキリがないのでこの辺にしておく。

 身延派のほか念仏・真言・禅と邪宗をほぼ網羅していることには唖然とする。凡そ真っ当な信心があれば、このような汚らわしい邪宗関係者らと無邪気に発表することなど出来るはずがない。

顕正新聞令和5年3月15日号

 閻魔帳は、「以上に示した日蓮正宗教学研鑽所の禿人どもの活動実態は、まさに宗門の腐敗堕落を如実に表していると言えよう」と鋭く指摘しています。

幼稚きわまる法華講員

 いかがでしょうか。ここまでお読み頂いて、まじめな信心の方なら、いまの宗門僧俗がいかに謗法にまみれて腐敗堕落しているか、きっと驚かれたことと思います。

 ところが閻魔帳にはもう1つ、驚くべき宗門の実態が暴かれていました。それは、法華講員の幼稚きわまる実態です。

 こう書くと、「ああ、それなら知ってますよ。配布をしていると、ごくまれに法華講員に出会いますが、みな仏法のことを何も知らず、感情をむき出しにして幼稚な発言を繰り返します。御遺命違背の罰なのでしょうが、法華講員は無智で幼稚な方が多いですよね」という感想を持つ顕正会員の方がいるかと思います。

 でも、彼ら・彼女らの「幼稚さ」は、私たちの想像をはるかに超えていたのです・・・。

 そのことを如実に示すものが、こちらです。

 「・・・えっ。なにこれ?幼稚園のぬり絵か何か?」と思われた、そこのあなた!

 閻魔帳を見てみましょう。

 余談だが、宗門では積極的に活動している法華講員ですら朝夕の勤行をまともにしていないと聞く。ために「唱題表」なるものを利用して法華講員に勤行の実践を促しているというのだ。

 唱題表とは、法華講員が各自で唱題する時間を決め、それを達成したら唱題表の絵に色を塗り、全部の絵を塗りつぶすことを目標とするものだが、要するに幼児の知育教材である「目標達成用マス目塗り絵」(「あいさつする」「おうちのてつだいをする」等々の目標が記載され、達成できたらマス目に色を塗るもの)と大差ない。

 そんな幼稚なシロモノを宗門では法華講連合会の機関紙「大白法」に恥ずかしげもなく掲載し、「毎日勤行を行うこと、唱題することも目標に入れましょう」とも付記している。宗門僧俗のレベルの低さには目眩がする。

顕正新聞令和5年3月15日号

 いかがでしょうか。いい歳したおとなが「毎日勤行を行うこと」もままならず、たまに勤行できたときには幼稚園児の知育教材のような「唱題表」を色えんぴつでぬって自己満足している・・・。これが法華講員の実態なのです。

 いやはや、いかにも低レベルですよね。開いた口がふさがりません。

 閻魔帳は「脳内がお花畑のような輩がオママゴトをしているのが宗門の実情なのである」と喝破していますが、ほんとうにそのとおりだと思います。

 いずれにしても、宗門は御遺命違背の大罪を大聖人様に謝し奉ったうえで、真摯に出直さなければいけません。