「広布前夜の同士討ち」特集号が出来しました
顕正新聞令和2年11月5日号が出来しました。その名も「広布前夜の同士討ち」特集号!
日蓮大聖人は、仏法に背く罰として、自界叛逆(国内の分裂抗争)と他国侵逼(外敵の侵略)が起こると仰せられています。日本の人々は未だに大聖人に背き、正系門家が極限の師敵対に陥っている今、いったいどのような形で自界叛逆・他国侵逼が起こるのでしょうか―。
そのことについて、浅井先生が仏法上のご見識から重大な指導をくだされたのが、今回の特集号です。これはもう全日本人必見ですね!
「末法濁悪の未来」とは今の日本
まず最近の世相をみてみましょう。
殺人・強盗・詐欺・誘拐・監禁・傷害・性犯罪等々、これらの犯罪がいま国中に渦を巻いています。親殺し・子殺しといった家庭内の犯罪も目につきます。まさに立正安国論に仰せの「一切の人衆皆善心無く」そのままですね。
日蓮大聖人は、広宣流布の時の社会状況について「末法濁悪の未来」と仰せですが、今こそこの「末法濁悪」の直中であることを感じます。
広布前夜の濁った世の中になると、人々はみな欲と怒りと愚かの三毒が強くなってきます。だから犯罪が頻発して止めようがなくなります。学校も警察もお手上げです。いじめや自殺も急増していますね。
浅井先生は、「貪・瞋・癡の三毒が強くなれば他を害する人間になり、また生命力が弱くなれば環境に押し潰され、いじめられる人間となる。いずれも地獄・餓鬼・畜生・修羅の濁った心、濁った命から発する」と仰せですが、本当にそのとおりですね。
三毒の心に仏様が宿って下さる
では、この濁った心は、どうしたら清らかになるのでしょうか。それが日蓮大聖人の仏法なのです。
浅井先生のご指導を拝してみましょう。
もし御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉れば、いかなる人の心にも大聖人様が宿って下さる。そのとき、三悪道・四悪道の心は一変して自利利他の働きになる。
ゆえに四信五品抄には
「濁水心無けれども、月を得て自ら清めり」と。
どれほど濁った水でも、月が映れば自然と清んでくる―と仰せ下さる。
いかに三毒強き者も、生命力弱き者も、ひとたび御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉れば、直ちに大聖人様が宿って下さる。
そうなれば強く清らかな生命となり、自然と自利利他の境界となる。自殺などの悩みは忽ちに消し飛んでしまう。そして一生成仏の大利益が頂けるのです。
顕正新聞「広布前夜の同士討ち」特集号
いかがでしょうか。御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉るとき、大聖人が命に宿ってくださる―。なんと有難いことでしょうか。だから、現世には宿命が変わって幸せになり、ついには一生成仏の大利益が頂けるのです。
広布前夜の「同士討ち」
それでは、いよいよ広布前夜の「同士討ち」についてみていきましょう。
日蓮大聖人は仏法に背く「総罰」について、次のように仰せられています。
「日本国の大疫病と、大飢渇と、どしうちと、他国より責めらるゝは総罰なり」(出世本懐成就御書)と。広布前夜の今、日本一同の違背と正系門家の極限の師敵対によって、再びこの「総罰」があらわれてきたのです。
「大疫病」とは、いま全世界に蔓延している新型コロナウィルスですね。「大飢渇」とは、食糧危機だけではなく、いま発生しつつある世界大恐慌です。「どしうち」とは自界叛逆、「他国より責めらるる」とは他国侵逼です。そして、自界叛逆は、他国侵逼の先相・前触れなのです。
では、いま日本を侵略する国はどこでしょうか。浅井先生は、「隣の中国以外にはあり得ない」として、中国が共産党の独裁政権であり、「世界制覇」を公然と国家目標に掲げている国であることを教えて下さいました。具体的には、「2020年代にアジアから米国勢力を駆逐し、大中華帝国を築いてアジアに君臨する」とも述べているそうです。いやはや、恐ろしいですね。
周恩来の罠にはまった池田大作
でも、実はこの中国、1970年代半ばまでは、世界の最貧国の1つといわれていました。それがなぜ今、アメリカを脅かすほどの軍事超大国になったのでしょうか。
それは、毛沢東国家主席の片腕で政治的手腕に勝れた周恩来首相が、日本の池田大作を利用したからなんです。
「えっ、池田大作って、あの創価学会の!?」と思われた、そこのあなた!
はい、そうなんです!実は池田大作は、日蓮大聖人の御遺命を破壊しようとしただけでなく、日本を侵略する中国の軍事的膨張のキッカケまで作っていたんです。いやはや、なんとも迷惑な男ですね。まさに国賊です。
その経緯を簡単にまとめると、次のとおりです。
当時中国は、毛沢東が起こした「文化大革命」と称する国内の覇権争いによって経済が崩壊していました。そこで周恩来は、中国経済を立て直すために、日本の力を利用しようと考えたのです。しかし、当時の日本は佐藤栄作内閣で、中国に厳しい姿勢を取っていました。そこで周恩来は、「民(民間)を以て官(政府)を動かす」といって、創価学会・池田大作に目を付けたのです。
周恩来は、有吉佐和子という女流作家に、池田大作との橋渡しを頼みました。有吉佐和子は昭和40年6月、池田大作と面談しました。これより、池田大作の「日中国交正常化」をめざす活動が始まったのです。
池田はまず学会の青年グループを訪中させたり、2万人の学生部総会を開いて「日中国交正常化」について提言なるものを発表したりしました。次いで池田は公明党の議員団をたびたび訪中させました。すると、第3次訪中団に対し、周恩来がみずから出てきて、日中国交正常化についての自身の腹案を伝えたのです。いよいよ黒幕登場ですね(笑)
このとき公明党の竹入委員長は畏まって、周恩来の口述を一字半句も漏らさず筆記し、そのメモを帰国後、ただちに時の総理大臣・田中角栄に手渡しました。そのメモには「日中戦争における賠償は求めない」などの文言が・・・。これを見た田中角栄はすっかり乗り気になり、日中国交回復の決断をしました。まさに池田大作・公明党が日中の橋渡しをし、それに田中総理大臣が乗ったのです。
40年間も経済支援
こうして昭和47年(1972年)9月29日、ついに「日中国交正常化」が成立しました。ちょうど偽戒壇・正本堂が完成した年ですね。
その後、日本政府は中国に対し、平成30年までの実に40年間、ODA等で莫大な経済支援を続けました。この支援によって中国経済は息を吹き返し、今日の軍事超大国となったのです。しかし、その中国はいま、日本に恩を感じるどころか、核ミサイルを日本に向け、尖閣諸島を取り囲んでいます。まさに日本は自分の首を絞める縄を中国に作らせてしまったのです。
浅井先生は、「これを仏法の上から見れば、第六天の魔王は、池田大作に御遺命破壊をさせるとともに、日本を侵略する隣国の軍事的増強までもなさしめた、ということです。だから時系列で見ると、『御遺命破壊』と『日中国交回復』は同時進行です」と指導くださいました。特に偽戒壇・正本堂が完成した昭和47年、その1ヶ月前に日中国交回復が成立していたことには驚きました。まさに「仏法は体、世間は影」そのままですね。
米中対決の狭間で日本は苦境に
今後、米中の対決は日を追うごとに厳しさを増していきます。アメリカ大統領選でトランプが勝とうがバイデンが勝とうが、この構図は変わりません。米中対決の狭間にあって、はたして日本は存立できるのでしょうか。
米中対決が激しくなるにつれ、日本は「米国に付くのか」「中国に付くのか」が、双方から厳しく求められてきます。ここで国論が二分するのです。
こう書くと、「ちょっと待って!日本はアメリカと同盟を結んでいるんだから、ふつうに考えたらアメリカに付くんじゃない?」と思われる方がいるかもしれません。
はい、ふつうに考えたらそうなんです。でも、実は中国は日本に対して、いろいろな謀略を仕掛け、日米の離間を図っています。その結果、いま自民党の中にも、与党の中にも、中国寄りの勢力が力を得つつあるのです。
自民党の最高実力者・二階俊博幹事長も、中国にべったりな人です。彼は3000人、5000人の訪中団を組織して中国に渡ったり、中国共産党中枢と深いかかわりのある清華大学の名誉客員教授になっていたり、新型コロナが中国で蔓延したとき、東京都が備蓄していた防護服33万着を都議会の承認も経ずに習近平に送ったりしています。
浅井先生は、「このような情況で、もし日本の国論が二分して親米・親中の争いが始まれば、まさにこれこそ『どしうち』となる。そしてこの『どしうち』が他国侵逼を招くのであります」と指導くだされていますが、広布前夜の自界叛逆・他国侵逼のシナリオには思わず慄然とします。そして、強大な核兵器を保有する中国の他国侵逼は、日本を瞬時に壊滅させ得るのです。
お救い下さるは日蓮大聖人ただ御一人
このとき日本をお救い下さるのは、諸天に申し付ける絶大威徳まします日蓮大聖人ただ御一人です。ゆえに「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」と仰せられています。
そして、このとき日蓮大聖人の大恩徳を全日本人に教え、広宣流布のお手伝いを申し上げるのは、御遺命を守護し奉った顕正会以外にはありません。
浅井先生は叫ばれました。
いいですか。仏法の上からは、親米も親中もないのです。仏法はそんな小さなレベルではない。
日本はアメリカの属国でもなければ、中国の手下でもない。
日本は一閻浮提第一の御本仏・日蓮大聖人が御出現あそばした国であります。
日蓮大聖人の本国だから「日本」という。三大秘法広宣流布の根本の妙国だから「日本」という。
これは私が言うのではない。日寛上人の仰せであります。
日蓮大聖人こそ日本の柱であられる。
そして大聖人の御当体たる「本門戒壇の大御本尊」を安置し奉る国立戒壇を建立してこそ、始めて日本は金剛不壊の仏国となり、世界をも救う国となるのであります。
顕正新聞「広布前夜の同士討ち」特集号
いかがでしょうか。いまアメリカと中国という超大国の狭間で翻弄されている小国・日本が、実は世界第一の御本仏・日蓮大聖人の本国であり、やがて世界をも救っていくのです。なんと凄いことでしょうか。日本の仏法上の使命と国立戒壇建立の重大さがよくわかりますね。
最後に浅井先生は、「顕正会は、この大確信に立って、広布最終段階の大事な御奉公を貫きたい。三百万の仏弟子の大集団が一結して、大聖人様の御心のままに一国を諌暁するとき、日本は必ず動く」と仰せられましたが、私も広告文と特集号を手に、ますます広宣流布のお手伝いに励んでいきたいと思います!