台風19号(ハギビス)を見て思うこと

すごい台風が来ました

 10月12日に日本を直撃した台風19号(ハギビス)、凄まじかったですね。被害の全容はまだわかっていませんが、NHKのニュースでは、79人が亡くなり、11人が行方不明、堤防の決壊は59河川の90か所にも上ったそうです。

令和は大変な時代になる

 この台風を見て、9月度総幹部会における浅井先生のご指導を思い浮かべました。

 先生は、日蓮正宗(宗門)の第66世・細井日達が昭和54年7月22日に心臓発作で急死を遂げ、貫首の責務である「御相承」を成し得なかったことに寄せて、次のように指導くださいました。

 宗門七百年の歴史において、このような不祥事は曽てない。まさに「御遺命破壊」という未曽有の大悪が起きたゆえに、「御相承断絶」という未曽有の不祥事が出来したのであると、私は思っております。

 ただし、これまで幾たびも述べているように、いかなることがあろうとも、下種仏法の血脈は絶対に断絶しないのです。

 そのゆえは、唯授一人の法体付嘱の当体であられる「本門戒壇の大御本尊」は厳然とましまし、「金口の御大事」も厳然である。もし国立戒壇の御遺命を堅持あそばす、仏意に叶う貫首上人が御出現になれば、血脈は忽ちに蘇る。それまで、「空位」が続くというだけのことです。

 しかし「仏法は体、世間は影」であれば、この「空位」は国家に重大な影響をもたらす。ゆえに令和という年代は、広布前夜の国家危急存亡の時代になると思われる。それを乗り越えて、始めて広宣流布に至るのであると、私は確信しております。

顕正新聞「御遺命守護」特集号6

 ちょうどこのご指導を頂いた直後の台風だっただけに、「令和という時代は本当に大変な時代になるんだ・・・」ということを実感しました。

災難興起の原理

 日蓮大聖人は立正安国論に、国土に災難が起こる原理を次のように明かされています。

 「世皆正に背き、人悉く悪に帰す。故に善神国を捨てて相去り、聖人所を辞して還らず。是を以て魔来り鬼来り、災起こり難起こる」と。

 つまり、一国こぞって邪法に執着して日蓮大聖人の正法に背くならば、諸天善神はその国を捨てて去り、聖人も所を辞して還らない。このゆえに魔・鬼が国土に乱入し、災難がおこる―ということです。

 また、二祖日興上人は、「所詮、末法に入って法華本門を建てられざるの間は、国土の災難日に随って増長し、自他の叛逆歳を逐うて蜂起せん」と仰せられています。

 これらの御教示を拝せば、正しい仏法を立てない以上、国土の災難が日とともに激しくなることは疑いありません。

 そこに浅井先生は、「法門申さるべき様の事」の仰せを広布前夜の現在に約して、「仏法の滅不滅は富士大石寺にある。大石寺において御遺命の正義滅するゆえに、隣国日本国を亡ぼさんとす」と指導くださいました。

 早く正系門家に御遺命の正義を蘇らせ、広宣流布・国立戒壇建立を実現して日本を仏国にしなければ!との決意がこみ上げます。

大聖人のお力で必ず間に合う

 しかし、有難いことは、広宣流布の戦いは凡夫の力で進めるのではなく、大聖人のお力で進むということです。だから、必ず間に合うのです。

 浅井先生は、次のように指導くだされています。

 いいですか。

 柱なき日本が、どうして国を保つことができようか。

 ゆえに大聖人様は

日蓮によりて日本国の有無はあるべし。譬えば宅に柱なければたもたず

 と仰せあそばす。

 この大聖人様の師子吼を、全日本人に知らせ教える仏弟子の大集団は、顕正会以外にはあるべくもない。

 顕正会は、ただ御遺命を守護し奉らんとして八千で諫暁に立ち、一万二千で解散処分を受けた。だが潰れもせず、今ついに二百十万を超え、日本国を独走している。

 この不思議、ただ大聖人様の御守護以外にはないと、私は深く拝しております。

 この顕正会が三百万に成るとき、日本は必ず動執生疑を起こす。そして五百万に成れば、日本は必ず動く。

 何としても日本の亡国に間に合わなければいけない。大聖人様のお力で、必ず間に合うのです。

顕正新聞「御遺命守護」特集号6

 何とも有難いですね。

 いよいよ明年から広布の決戦場たる20年代に突入します。

 ワクワクする歓喜で、大聖人の大恩徳をみなに教えていきたいと思います!