浅井昭衞先生の御葬儀が厳修されました

「浅井昭衞先生追悼号2」が出来しました

 顕正新聞11月5日号が「浅井昭衞先生追悼号2」として出来しました。
 10月20日と21日に本部会館で厳修された浅井先生の御通夜・告別式の様子が、たくさんの写真とともに報じられています。
 御葬儀は700名を超える隊長・区長・支区部長以上の代表幹部が参列して行われました。
 私も参列した先輩から、お樒に覆われた厳かな祭壇、浅井先生の真っ白な御棺、柔和に微笑む先生の御遺影、中央に掲げられた松本尊能化の導師曼荼羅、そして何より、最後のお別れのとき、手が届くほどの近さで目の当たりにご拝顔させて頂いた浅井先生の赤白端正、そして笑みを湛えられた素晴らしい成仏の妙相・・・と、当日の様子を大感激で伝え聞いていましたが、今回の顕正新聞を拝するほどに、まるでその場に参列させて頂いたかのような臨場感と有難さに包まれます。

 いかがでしょうか。真心こもる御葬儀の厳粛さと、浅井先生への報恩感謝の想いが紙面から伝わり、深い感動がこみあげます。
 最後に、浅井城衞理事長の御通夜・告別式でのご挨拶を掲載させて頂きます。

浅井理事長・御通夜ご挨拶

 本日は、冨士大石寺顕正会会長・浅井昭衞先生の御通夜に全国よりご参列下さり、深謝いたします。
 ただいま隊長・区長・支区部長以上の皆さまとともに、謹んで「通夜の儀」を奉修させて頂きました。
 浅井先生の御逝去の報に接した全顕正会員の悲嘆と哀惜は言葉を知らず、その心情に思いを巡らせば、胸が張り裂けんばかりであります。
 しかし私自身、浅井先生の素晴らしい成仏の妙相を日々眼前にしては、深い悲しみの中にも、凡夫を仏にして下さる大聖人様の大慈大悲を強く感じ、心の奥底から有難さが幾重にも込み上げました。
 かかる先生の美事な御臨終こそ、浅井先生の戦いが大聖人様の御意に毫末も違わぬ何よりの証拠であり、これまで先生が打ち込んで下さった御指導のままに戦えば「広宣流布は必ず成る」と、先生が我ら弟子に教えて下さったものと強く確信いたします。
 されば、全幹部は「命尽くまで」御遺命実現に戦われた浅井先生のご遺志を継ぎ、先生より数多の薫陶を受けし我ら弟子のこれからの戦いで、広宣流布・国立戒壇建立を事実となし、霊山より温かく見守って下さる浅井先生にお応えしてまいろうではありませんか。
 本日はご多忙のところ、万難を排して、ただご報恩の赤誠で全国よりご参列下さり、心から感謝申し上げます。
 まことにご苦労さまでした。

浅井理事長・告別式ご挨拶

 みなさまには、昨日の通夜に引き続き、本日の告別式にご参列頂き、心から感謝いたします。
 浅井先生が安詳として御逝去された十六日の夜に急きょ開催した幹部会でもお伝えしましたが、先生の御臨終はまことに素晴らしいものでした。
 臨終に当っては些かの苦痛もなく、直ちに親族で二時間ほど唱題回向を申し上げました。
 その後、私たち親族が折にふれて、勤行・唱題を重ねるほどに、時間とともに御金言どおりの妙相となっていくことがわかりました。
 色は白く、シワはきれいに消え、首や手足も柔らかく、唇も紅をさしたような深紅となり、まさに「赤白端正」でした。
 何より微笑んでおられるがごとくの柔和なそのご温顔を拝しては、日々、感嘆の溜息を漏らすばかりで、見とれる余り、時間が経つのも忘れるほどでした。
 十八日の納棺の際に先生の御遺体を持たせて頂きましたが、その軽さには驚き、また身体がしなやかに曲がるさまを眼前にしては、御金言には些かのウソ・偽りがないことを大確信し、ただただその有難さに咽び泣きました。
 私自身、……無二の師匠と仰ぎ、心からお慕いしてきた先生との……「今生の別れ」ほど……つらく、悲しいものはありませんでした……。
 しかし、先生の美事なる臨終の相を眼前にするほどに、かつて味わったことのない悲嘆の中にも、沸々たる思いが衝き上げてきました。
 それは、凡夫を仏にして下さる大聖人様の大慈大悲の有難さであり、そして「御本尊様は絶対」「広宣流布は大聖人様のお力で必ず成る」との確信であり、さらには発足から御遺命守護ならびに御遺命成就に向け、ただ一筋の忠誠を貫かれた浅井先生の正しさへの、いっそうの揺るぎない思いでありました。
 先生ご自身が、その忠誠のお心を謳われた会歌には
 「雪嶺に
   身を捨つるとも
  大悲の恩
   いかで報ずべき
  みほとけの……
    遺命おもし……
   いのち尽くまで……」
        とあります。
 先生は、些かなりとも休まれる暇もなく、最後の最後まで、文字どおり「命尽くまで」御遺命成就に人生のすべてをかけて戦っておられました。
 その偉大な御生涯を貫く大精神は「峻厳極まる大忠誠」という言葉でしか表現できません。
 片や、常に私たち弟子に対しては、温かく信心をお励まし下さり、あふれんばかりの大歓喜と大確信を打ち込んで下さいました。
 もし先生に師事していなければ、愚鈍の私たちが、御本仏の御心のままの信行に励み、御遺命成就の重大な戦いに連なり得ること自体、あり得ぬことであります。
 謹んで思うに――
 いま先生におかれては、大聖人様に御拝面され、「前代未聞の大闘諍」にいたる世界情勢と、「他国侵逼」せまる日本の様相、その中、三百万へ驀進する顕正会の大前進を奉告なされ、霊山にて、私たち弟子の御奉公をじっと見守って下さっておられるものと確信いたします。
 私たち弟子一同は、御遺命成就に命尽くまで戦われた先生のご遺志を継ぎ、「三百万」への戦いを急ぎ、「広宣流布・国立戒壇建立」を事実とすることを以て、甚重の師恩に報いてまいらねばなりません。
 されば浅井先生の御逝去という、私たち弟子にとって最も深い悲しみの中に、本日参列した幹部こそが、いよいよさらなる決意を堅め、霊山にまします先生にお応えする、みごとなる御奉公を貫いてまいろうではありませんか。
 本日はまことにご苦労さまでした。