今年の3級試験は「立正安国論」でした

 顕正会伝統の教学試験。今年は、登用試験・5級試験・3級試験が行われました。特に登用試験の受験者数は、過去最高の1万9000余名。いやはや、すごいですね!

 そして、3級試験の試験範囲は、「立正安国論謹講」でした!

 これは、浅井先生が、日蓮大聖人の重要御書である「立正安国論」について、とてもわかりやすく講義してくださった書籍です。ふだんなかなか拝せていないズボラな私にとって(笑)、教学研鑽の時間を頂けたことは本当に有難かったです!

 いま学会・宗門は、ともに700年来の富士大石寺の宿願・国立戒壇建立を否定し、なげうってしまっています。ですから、大聖人の「立正安国」の御聖意を、正しく拝することができないのです。

 「国立戒壇の建立を待ちて六百七十余年、今日に至れり。国立戒壇こそ本宗の宿願なり」(奉安殿慶讃文)と仰せられた日昇上人ほか歴代先師上人が今の宗門をご覧になったら、いかにお悲しみになることでしょうか。

 いま「立正安国論」の御聖意を、大聖人の御心のままに正しく拝される御方は、ただ一人御遺命を守り奉る浅井先生以外にはおられません。その浅井先生から、「立正安国論」の甚深の御聖意を、あの古今無双の大学匠・日寛上人のご指南に基づき、懇切に教えて頂けるのです。なんと有難いことでしょうか!

 そして、今回の3級試験の問題が、これまたとても有難い内容だったんです。それは、この試験問題の中に、「立正安国論」の肝要がギュッと詰まっているからです。

 そこで、このブログでは、これから何回かに分けて、今年(令和2年)の3級試験の問題を紹介する記事を書いていきたいと思います。みなさん、お楽しみに!