米中対決と日本

「米中対決と日本」特集号が出来しました!

 顕正新聞令和2年10月5日号が出来しました。その名も、「米中対決と日本」特集号

 私もさっそく拝読しましたが、もの凄く濃密な内容に驚きました。いま世界規模で起きている新型コロナ感染、記録的な天変地夭、日本に現れた亡国の政権の実態、日本の前途に待ち構える3つの国難、そして米中対決に端を発する前代未聞の大闘諍・・・。これらは一体いかなる原因によって起こるのか、そして、その解決方法は何なのか。そのすべてが日蓮大聖人の御化導に収斂し、日本でただ一つの仏弟子の大集団・顕正会の重大使命がおのずと鮮明に浮かび上がる・・・。そんな圧巻のご指導でした。

 とても私の筆力では表しきれないのですが、今回のご指導の要点を、できる限りわかりやすく紹介してみたいと思います。

20年代、世界の変化は急テンポ

 まず浅井先生は、広宣流布の決戦場たる20年代に突入して、世界の情勢が急テンポに変わりつつあることを指導くださいました。

 新型コロナの世界的な感染拡大は世界経済に深刻な打撃を与え、いよいよ世界大恐慌が始まってきました。また、異常気象も地球規模で顕著になり、「10万年に1度」の高温に見舞われたシベリア、止まるところを知らない世界各地の大規模な山火事、未曽有の大災害が懸念される中国の三峡ダム、「数十年に一度」といわれる異常気象が毎月のように発生し、巨大地震の連発も近づく日本。まさに天変地夭ですね。

 では、これらの天変地夭はなぜ起こるのでしょうか。浅井先生は、次のように指導くださいました。

 仏法の上からこれを見れば、諸天の中では地球にもっとも強い影響力を持つ「大日天子」「大月天子」すなわち太陽と月の力用によるのです。

 これらの諸天は、御本仏日蓮大聖人の御意のままに、天変地夭を以て、日本および一閻浮提すなわち世界の人々を誡めているのです。

 したがって、いま発生しているこれらの天変地夭こそ、日本および一閻浮提の広宣流布が、いよいよ近いことの前相・予兆であると、私は確信しております。

顕正新聞「米中対決と日本」特集号より

 いかがでしょうか。いま世界規模で起きている天変地夭も、日蓮大聖人の御意のままに治罰する諸天の働きであり、日本と世界の広宣流布がいよいよ近いことを示すものなのです。これは仏法を知らなければ到底知り得ないことですね。

亡国の政権、現れる

 次に浅井先生は、「私は常に仏法の上から、広宣流布の上から、日本の状況を見つめておりますが、いよいよ二〇年代に突入して、その変化は急テンポであります」として、いま日本に現れた亡国の政権の実態を詳しく教えてくださいました。

 まず安倍政権の世法上の悪事を見てみましょう。一口で言えば、「モリ・カケ・桜・河井夫妻問題」の4つです。

 安倍首相は病気を口実に政権を投げ出しましたが、本当はこれら国政の私物化による数々の「犯罪」ともいうべき悪事が表面化し、どうにもならなくなって来たので、突如として辞めたというのが真相だったのです。いやはや、なんともハレンチですね。

 しかし、これら世法上の問題よりもさらに重大なことは、安倍政権の仏法上の悪です。それは、この政権のめざすところが、明治の日本における国家神道を復活させ、日本を「神の国」にしようと企んでいたことです。その理由を先生は詳しく教えてくださいましたが、安倍政権が日本最大の右翼団体「日本会議」や「神社本庁」とべったりであったことがよくわかります。

 そのうえで浅井先生は、次のように指導くださいました。

 この日本には、末法下種の御本仏・大慈大悲の日蓮大聖人がましますのです。しかるに、この大事な御本仏を無視して、御本仏の所従であり守護の善神である天照太神を「日本国の本」とするところに主客転倒の謗法がある。神と仏を取り違えれば日本が亡ぶのです。

顕正新聞「米中対決と日本」特集号

 ここに、浅井先生は安倍政権の謗法を連々と諫暁されました。そして本年に入り、ついに安倍政権は瓦解したのです。

 しかし、後継の菅内閣は、「安倍政治」をそのまま継承するとしています。これは、菅首相が「モリ・カケ・桜・河井」などの悪事を一緒にやってきた仲間であり、また、菅首相自ら「日本会議国会議員懇談会」の副会長などを務めているのですから当然ですね。

 また、この政権には、戒壇の大御本尊を捨て奉った創価学会・公明党も与党として加わっています。仏法守護の諸天が怒りをなさぬ道理がありません。

 浅井先生は、菅内閣について、「いよいよ亡国を招く内閣になること、必定であります。このような政権が、広布の決戦場の二〇年代に符節を合わせて出てきたのも、時の不祥であると私は思っております」と仰せられました。広宣流布の「時」が近いからこそ、このような亡国の内閣が出てくるのですね。

日本の前途に3つの国難

 さらに浅井先生は、「いま日本の前途には三つの国難が待ち構えている。それは、一には国家財政の破綻、二には巨大地震の発生、三には最も重大な他国侵逼であります」として、1つ1つ教えて下さいました。

 日本が遠からず財政破綻せざるを得ない現実、「私は、あと数年以内に、相模トラフと南海トラフで、超巨大地震が発生すると考えている」との立命館大学特任教授・高橋学氏の重大な警告、そして折しも始まってきた米中の深刻な対立がやがて前代未聞の大闘諍に至るシナリオには、思わず息をのみました。

 そして、いま激しさを増す米中の対決は、今後どちらが世界の覇権を握るかという「世界の覇権を賭した戦い」であるために、どちらも一歩も引かず、やがて全世界を巻き込み、最終的には核兵器をも使用する大闘諍に至ること、これこそ日蓮大聖人が広宣流布の前夜に必ず起こると御予言された「前代未聞の大闘諍」(撰時抄)、「一閻浮提の中の大合戦」(四十九院申状)であるとのご指導は、まさに圧巻の一言です。

米・中の深刻な対立始まる

 このとき、日本は一体どうなるのでしょうか。浅井先生は次のように指導くだされています。

 この大闘諍には、日本の存立がかかっている。だから重大なのです。

 いいですか。

 米・中対決の狭間で、日本は果たして存立し得るのか。「米国に付くのか」「中国に付くのか」このことが必ず双方から厳しく求められる。(中略)

 そのとき日本は割れる。中国に付くか、アメリカに付くかで争いが始まる。これが御書に仰せの「同士討ち」です。(中略)そこで国論は二分して、「どしうち」ののち、いよいよ他国侵逼が起こるのであります。

 まさしく日本は寿量品の「自惟孤露・無復恃怙」になってしまうのです。

顕正新聞「米中対決と日本」特集号

すべては「仏法より事おこる」

 では、どうして日本はこのような姿になってしまうのでしょうか。

 それは、この国に大恩徳の日蓮大聖人ましますにもかかわらず、一国が未だ信ぜず背き続けているからです。また、それよりさらに重大な失は、仏法を以て国を救うべき正系門家が、あろうことか国立戒壇建立の御遺命に背き、そのうえ学会は戒壇の大御本尊をも捨て奉り、宗門は反学会闘争のため、戒壇の大御本尊を敵視する身延派とも手を組んだからです。つまり、すべては「仏法より事おこる」のです。

 このような日本が、米・中対決の狭間で存立することは不可能です。

 また、たとえ日本が中立的な立場を取って自衛力を増強したとしても、所詮、諸天の守護がなければ、まして諸天の責めであるならば、いかなる国防のための軍備も虚しくなります。このことは、大聖人が種々の御書にお説きくだされています。

 日蓮大聖人は下山抄に、釈迦仏よりも勝れたる久遠元初の自受用身、末法下種の本仏たる日蓮大聖人に対し、御在世(鎌倉時代)の日本が狼藉を働き、御頸を刎ね奉らんとした大禍は、「現当二世にのがれ難し」と仰せられています。この「現当二世」とは、御在世と未来日本国にわたるとの御意です。

 つまり、御頸刎ね奉るの大罪により、御在世には大蒙古の責めの大罰を受け、未来には「前代未聞の大闘諍」に巻き込まれて国が亡ぶということです。

 しかし、実はこれもすべて一切衆生を救わんとあそばす大聖人の大きな御化導なのです。浅井先生の御指導を拝してみましょう。

 だが、大聖人様の大慈大悲たるや、御在世には、大蒙古の責めを以て日本国の一切衆生に改悔の心を生ぜしめ未来に仏に成る種を下し給うた。これが御在世における逆縁の広宣流布です。

 そして未来には、「前代未聞の大闘諍」起こるとき、いよいよ順縁広布をあそばす。すなわち「前代未聞の大闘諍」の恐ろしさから、いよいよ日本一同が、大聖人様の大慈大悲・大恩徳にめざめるのです。これが順縁広布であります。

顕正新聞「米中対決と日本」特集号

 なんと広大な御化導でしょうか。いま天変地夭が世界規模で起きていることも、日本に亡国の政権が出てきたことも、日本の前途に3つの国難が待ち構えていることも、すべては広宣流布の時が近いことを示すものなんですね。

日本の柱は日蓮大聖人ただ御一人

 このとき、広宣流布の御奉公をなす仏弟子の大集団は、顕正会以外にはありません。浅井先生は叫ばれました。

 大聖人様は開目抄の御意を一言で示し給うて云く

 「日蓮によりて日本国の有無はあるべし。譬へば宅に柱なければたもたず」と。

 今の日本には柱がない。だから今、刻々と亡国が迫りつつあるのです。

 日本の柱は、国家権力も御頸切れずの絶大威徳まします、日蓮大聖人ただ御一人であられる

 そして、大聖人様は大慈大悲を以て、日本および全世界の人々の成仏のために「本門戒壇の大御本尊」を日本に留め置き下された。

 早く全日本人に、日蓮大聖人の大慈大悲と大恩徳を教え、御遺命の国立戒壇を建立しなければならない。これが顕正会の唯一の使命であります

 御遺命に背いた学会・宗門には、すでにこの資格も力もない。

 正系門家の中で、いや日本国の中で、大聖人様に忠誠を貫く仏弟子の大集団は、顕正会以外にはあるべくもない。

顕正新聞「米中対決と日本」特集号

 いかがでしょうか。日蓮大聖人の重き御存在と、それを全日本人に教え、御遺命の国立戒壇建立を事実とする顕正会の重大使命に、感激と確信がこみ上げます。

 私も広告文と特集号を片手に、広宣流布のお手伝いに邁進していきたいと思います!