諫臣・争子

「国立戒壇建立即立正安国」特集号が出来しました

 顕正新聞2月5日号が出来しました。その名も「国立戒壇建立即立正安国」特集号!そして、第1面には「日蓮大聖人の御遺命は国立戒壇建立」「『立正安国』は国立戒壇建立によって実現」との大見出しが・・・。

 まさに第1面を見ただけで、顕正会が何を目的としている団体か、そして、日蓮大聖人の御遺命とその重大さがわかる、なんとも有難い特集号ですね。

 そして、このたびの浅井先生のご指導を拝するほどに、顕正会の「国に在っては諫臣、宗門には争子」の重大使命がいっそう深く胸に収まりました。

 それでは、さっそく浅井先生のご指導を拝していきましょう!

仏弟子の大集団

 1月の総幹部会では、多くの人材が抜擢され、鉄壁の陣容が整いました。その中で、ことに浅井先生は、未だかつてない多数の「組長」が抜擢されたことをお喜びになり、次のように仰せられました。

 組長のみなさんは、入信未だ日が浅いに違いない。しかし広告文で日蓮大聖人の偉大な御存在を知り、恋慕渇仰して遥拝勤行に励み、功徳に歓喜して広宣流布に立っているのです。

 この姿は、もう素凡夫ではない。まさに地涌の菩薩であります。

顕正新聞「国立戒壇建立即立正安国」特集号

 そして、諸法実相抄の「末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は、男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱えがたき題目なり」との仰せを引かれ、

 いま顕正会では、入信早々の人々が続々とこの地涌の菩薩の命にめざめ、瞳を輝かせて広宣流布に立っている。

 この姿こそ、顕正会が、全日本人に日蓮大聖人の大恩徳を教え、御遺命成就に戦う唯一の仏弟子の大集団であることを示しているのです。

 私は、組長諸氏が早く大きな人材に成長することを、心から願っております。

顕正新聞「国立戒壇建立即立正安国」特集号

 と指導くださいました。なんとも有難いご指導ですね。私も早く「大きな人材」に成長したい!と決意するものです。

 また、1月の教学試験の大熱気も凄まじく、ことに「登用試験」の受験者数は1万9127名と過去最高でした。先生は、この教学の大熱気に寄せて、次のように仰せくださいました。

 いいですか。

 下種の御本仏・日蓮大聖人の文底深秘の大法を、末代幼稚の凡夫がただ「有難い」の一念で学び、三万有余人が真剣に受験をしたのです。

 このような団体が日本のどこにありましょうか。

 顕正会が真の仏弟子の大集団なるがゆえに、この真剣なる教学が行われているのであります。

顕正新聞「国立戒壇建立即立正安国」特集号

 考えてみれば、下種の御本仏・日蓮大聖人の文底深秘の大法を、いま「基礎教学書」等を通してほしいままに学ばせて頂けることは、なんと有難いことでしょうか。そして、この文底深秘の大法を、ただ「有難い」の一念で3万人を超える人々が真剣に学んでいる団体が、日本のどこにあるでしょうか。

 これが「仏弟子の大集団」の姿なのだと、感激でいっぱいです!

広布の決戦場20年代、世界がにわかに騒然

 それにしても、ここ最近、世界中が急に騒がしくなってきましたね。ニュースに疎い私でも、最近の激動には驚くばかりです。

 浅井先生は、広布の決戦場たる20年代に突入してたちまち起きてきた世界の激動について、仏法上の透徹の御見識から重大な指導をくださいました。

 中でも驚きだったのは、いま中東や北東アジアで連携を深めている中国・ロシアが共通してめざすところは「アメリカを中心とした現在の世界秩序を覆すこと」であり、今や利害が一致して同盟関係にも似た協力が世界規模で進められている、ということでした。事実、ロシアのプーチン大統領は昨年10月3日、南部ソチで開かれた国際会議において、中・ロの関係を「同盟関係」と表現しています。実はこの2国、1950年に「中ソ友好同盟相互援助条約」という条約を調印しており、その第1条では日本を「中ソ共同の敵」とする旨を明記していたのです。

 浅井先生は、「これらの歴史を知れば、もし中国とロシアの同盟が事実になれば、歴史的にも地政学的にも、日本にとっては最大の脅威となる」として、次のように指導くださいました。

 もしこの2国が結束してアメリカと覇権を争い、核兵器を用いるに至れば、そのとき世界は終わる。人類は絶滅にいたる。この世界大闘諍こそ、まさしく大聖人様が広宣流布前夜に必ず起こると御予言下された「前代未聞の大闘諍」「他国来難」そのものであります。

顕正新聞「国立戒壇建立即立正安国」特集号

 いま世界中がキナ臭くなり、軍備増強が進められている様相を見るとき、「いずれ遠からず・・・」と思わずにはいられません。

世界大闘諍の予兆は世界規模

 さて、これほど大規模な世界大闘諍が起こるのであれば、その予兆が現れないはずがありません。

 浅井先生は、「この大闘諍は世界規模であるから、その前相・予兆も世界規模で起こる」として、いま世界中で起きている異常気象・森林火災、噴火や地震、疫病について詳しく教えてくださいましたが、「いま世界でこんなに大変なことが起きているんだ!」と驚くばかりでした。

 たとえば、オーストラリアで昨年後半から大規模な森林火災が発生し、未だに燃え続けており、すでに日本の国土面積の約半分が焼けてしまったことなんて、みなさん、ご存知だったでしょうか?

 また、浅井先生は、「現代における飢渇ともいうべき世界恐慌は、世界大闘諍の予兆として最も判然としている」として、世界経済がすでに下降局面に入っており、同時に世界規模のバブル崩壊が迫りつつあることを教えてくださいました。

 いま世界中が抱える借金総額が2京7000兆円に膨れ上がり、12年前のリーマン・ショックに端を発した異常な金融緩和により株式・土地・債券等に投資されたカネが逆回転を始めたことを伺っては、もうバブル崩壊、世界大恐慌は避けられないことがよくわかりました。

 そこに、世界各国が財政危機・国家破産に陥り、巷に失業者があふれ、社会が不安定となり、各国が互いに不信と憎悪を抱くようになれば、それがひいては世界大闘諍につながっていくことは、第2次世界大戦のときの歴史が証明するところです。

 浅井先生は、次のように指導くださいました。

 このとき日本は当然、アメリカに付くでしょう。しかしアメリカに協力して自衛隊がアメリカの尖兵になれば、中国は日本を当面の敵として核兵器を以て脅す。

 かといって日本が中立を決め込めば、「自惟孤露・無復恃怙」すなわち孤立して、アメリカも助けてくれない、中国からも攻められる。これも亡国以外にはない。

顕正新聞「国立戒壇建立即立正安国」特集号

「仏法より事起こる」

 「うーん、なるほど・・・。たしかにいま世界中がおかしくなってきているし、中国やロシアの動きもちょっと怖いよね。でも、そのことと仏法って、何か関係があるの?」と思われた、そこのあなた!

 ・・・はい、実はものすごく関係があるんです。

 いま日本に亡国の大難が迫っている根本原因は、1つに日本一同が日蓮大聖人に背き続けていること、2つに正系門家が御遺命に背き続けていること、にあるのです。

 浅井先生のご指導を拝してみましょう。

日本一同の違背

 大聖人様は、第二回の蒙古襲来直前の弘安四年一月の「十字御書」において、次のごとく仰せ下されている。

 「今 日本国の、法華経をかたきとしてわざわいを千里の外よりまねき出せり。乃至、影は体より生ずるもの、法華経をかたきとする人の国は体に影の添うがごとく、わざわい来たるべし」と。

 「法華経をかたきとする」とは、下種の法華経の教主・法主であられる日蓮大聖人を信ぜず憎むということ。御在世の日本はまさしくこの大謗法を犯した。よって二度にわたる大蒙古の責めを受けたのです。

 では今の日本はどうか―。

 この日本国に、久遠元初の自受用身・末法下種の御本仏たる日蓮大聖人が御出現になり、大慈大悲を以て「本門戒壇の大御本尊」を留め置き給うとも、人々は未だ信ぜず軽賤している。軽んじている。

顕正新聞「国立戒壇建立即立正安国」特集号

 いかがでしょうか。大聖人の御金言に照らしてみるならば、日蓮大聖人を信ぜず軽賤し続けている日本が他国の責めを招くことは必定です。

 しかし、日本一同の違背よりも、もっともっと罪が深いのが、正系門家の御遺命違背なのです。

 再び浅井先生のご指導を拝してみましょう。

正系門家の違背こそ亡国の根源

 いや、一般世間の人々よりも、もっともっと罪が重いのは、正系門家が「国立戒壇建立」の御遺命に背いていることであります。

 先ほども申しましたが、国立戒壇建立こそ、本門戒壇の大御本尊の無量無辺の功徳・妙用を以て、日本を仏国と成し、世界を救う、唯一の秘術なのです。

 ゆえに大聖人様はこの一大事を二祖・日興上人に御遺命あそばされた。以来七百年、歴代貫首上人はことごとく国立戒壇建立を唯一の宿願・使命とされて来たのであります。

 ところが、天魔その身に入る池田大作は国立戒壇を否定した上で、偽戒壇・正本堂を「御遺命の戒壇」と偽った。そして二代にわたる貫首は池田の威を恐れ、へつらって、この謀りに協力した。何という師敵対か。

 だが、大聖人様はこの大悪を断じて許し給わず。顕正会をして諫暁せしめ、ついに偽戒壇・正本堂を打ち砕かせ給うたのです。

 だが、正本堂は崩壊しても国立戒壇否定はまだそのままになっている。

 ゆえに私は昨年七月の総幹部会において早瀬日如管長に対し

 「日蓮大聖人の唯一の御遺命は国立戒壇建立であると、早く宣示し給え」と申し上げた。

 しかし今にいたるまで早瀬日如管長は宣示してない。

 私は、顕正会を軽く見ようと侮蔑しようと、そんなことは何とも思わない。

 ただ、大聖人様に対して申しわけないと思わないのか、という気持ちが、胸の奥から湧いてくるのです。

 未だに宣示されてないということは、国立戒壇建立という大事の御遺命が、今もまだ正系門家から消滅したままになっているということ。その間、実に五十有余年。

 大聖人様に背き奉ることこれより大なるはない。諸天が怒らぬはずがない。

 正系門家がこのような違背を続ければ、磁石が鉄を吸うように、自然と隣国の侵略を招くのであります。

顕正新聞「国立戒壇建立即立正安国」特集号

 いかがでしょうか。まさしく正系門家・富士大石寺が、未だに国立戒壇の御遺命に背き続けていることが、亡国をもたらす根本原因となっているのです。

 このことは、日蓮大聖人の御金言に照らして明らかです。

 まず「法門申さるべき様の事」では、仏法の正系門家の清濁と国家の興亡盛衰の関係を、伝教大師の正系門家・叡山にこと寄せて、次のように御教示くだされています。

 「仏法の滅不滅は叡山にあるべし。叡山の仏法滅せるかのゆへに、異国我が朝をほろぼさんとす」と。

 浅井先生は、この御意につき、大聖人の下種仏法に約して、「仏法の滅不滅は正系門家・富士大石寺にあるべし。富士大石寺において国立戒壇建立の御遺命消滅するゆえに、隣国この国を亡ぼさんとす」と指導くだされています。

 また、大聖人は「仏法は体のごとし、世間は影のごとし、体曲がれば影ななめなり」(富木殿御返事)とも仰せくだされています。

 ですから、もし正系門家一同が国立戒壇を抛って大聖人に背き奉るならば、日本は亡びざるを得ないのです。

顕正会は「諫臣・争子」の使命果さん

 この亡国の根本原因を知り、人を救い国を救わんと大聖人の仰せのままに御奉公を貫く仏弟子の大集団は、浅井先生率いる顕正会以外にありません。

 浅井先生は叫ばれました。

 だが、この濁乱の正系門家の中に、いま二百十数万の仏弟子の大集団が出現した。そして命かけて御遺命を守り奉り、宗門を諫め、国を諫め続けているのであります。

 大聖人様は北条時宗への諫状において、次のごとく仰せられている。

 「諫臣国に在れば則ち其の国正しく、争子家に在れば則ち其の家直し」と。

 「諫臣」とは諌める臣のこと。すなわち諫める臣下が国にあればその国は正しくなり、親の誤りを諫める子があればその家はついには曲がらない―ということです。

 顕正会は、日本国に在っては「諫臣」、正系門家に在っては「争子」であります。

 誰人にも諂わず、ただ大聖人様の御心のみを拝し奉って御奉公を貫く、仏弟子の大集団であります。

 濁乱の正系門家の中に、亡国眼前の日本国の中に、この仏弟子の大集団があれば、正系門家はついに曲がらず、日本は亡びない。

 この顕正会はやがて三百万・五百万となる。

 顕正会の弘通が進むにつれ、日蓮大聖人の御威徳・大恩徳は日本国中に輝いてくること疑いはない。

 さあ、三百万を見つめて、いよいよ新しい前進を開始したい。

顕正新聞「国立戒壇建立即立正安国」特集号

 いかがでしょうか。

 いま学会・宗門ともに大聖人の御遺命に背き、御遺命成就に戦う資格も力も失う中、「諫臣」「争子」として、誰人にも諂わず、ただ大聖人の御心のみを拝し奉って御奉公を貫く、仏弟子の大集団・顕正会がある限り、必ず正系門家に御遺命の正義が蘇り、日本が救われることを確信してやみません。

 私も広告文を片手に、いよいよ広宣流布のお手伝いに励んでいきたいと思います!