AIの進化で「前代未聞の大闘諍」近づく

「前代未聞の大闘諍」特集号が出来しました

 冨士大石寺顕正会の9月度総幹部会を特集した顕正新聞10月5日号が出来しました。その名も「前代未聞の大闘諍」特集号!

 浅井会長は、AIの進化が第三次世界大戦を早める要因になっていることを示され、根本解決は広宣流布・国立戒壇建立以外にないことを叫ばれましたが、「広宣流布は時代の要請」との浅井先生のお言葉が胸に迫り、御遺命成就への燃える闘志が湧き上がります。

 それではさっそく内容を見ていきましょう!

良き臨終こそ御意に適い奉るの証拠

 今回の総幹部会でなんといっても大感動だったのは、入信以来47年、女子部・婦人部の幹部を歴任し、さらに顕正会の本部職員として一筋の御奉公を貫かれた西澤礼子本部幹事の良き臨終の報告でした。

 神崎管理室長からその素晴らしい成仏の妙相と、反発が一変して顕正会に全幅の信頼を寄せるまでになった親族の姿をお聞きしては、有難さでいっぱいになりました。

 しかも浅井会長が激務の合間をぬって、臨終の翌日に三者の主要幹部とともに葬儀場へ赴き、ねんごろに唱題回向をして下さったとお聞きしては、会員一人ひとりの成仏を願って下さるご慈愛に胸が熱くなりました。

 かつて浅井先生は、顕正会員が「良き臨終を遂げた」という報告を聞くたびに、「いつも有難さがこみ上げてくる」「私はその報告を、いい加減な気持ちで聞いたことがない」「なんと有難いことか」と、このうえない有難さを噛みしめておられましたが、これも先生が一切衆生を仏になさんとの大聖人様の大慈大悲の御心をそのまま我が身に体しておられたゆえ――。

 そして今、会長もまた、西澤本部幹事をはじめ顕正会の同志の良き臨終を見聞きするたびに、「なんと有難いことか」との先生の仰せを身に沁みて味わわれ、「先生のご遺志を継いで広宣流布に邁進する現在の顕正会の前進が、御意に適い奉るの証拠を大聖人様が見せて下さったのだと、先生から大切な同志をお預かりする者として、それが何より有難く、涙が込み上げてくる」と仰せですが、拙き私たちを「大切な同志」と仰せ下さるご慈愛、そして私たちには想像もつかない広布の重責を担い、ただ先生の指差されるまま、大聖人様の御意に適い奉る前進をなさんと日夜なずきを砕かれる会長のお心を伏して拝しては、私も大成長を決意するばかりです。

「聖人等御返事」心腑に染めよ

 次いで浅井会長は、9月に拝聴した「聖人等御返事」の御書講義こそ、「国立戒壇建立に戦う『唯願説之』の信心」を教示下されたご指導であり、まさに「いまご遺志を継いで戦う私たちのために先生が下さったもの」と仰せられました。

 思えば、熱原の法華講衆は、最高権力者・平左衛門の脅しにも屈せず、たとえ頸刎ねられても信心を貫く不惜身命の「唯願説之」により、「定めて須臾に賞罰有らんか」「毒変じて薬となす」のごとく、成仏の大果報を得、大聖人出世の本懐たる「本門戒壇の大御本尊」の願主となられたのでした。

 そこに広布前夜、浅井先生は、第六天の魔王その身に入る池田大作とその手先たる宗務院の脅しにも屈せず、たとえ死罪に等しい解散処分を蒙るとも御遺命を守り奉る大忠誠により、かえって広布最終段階の信行たる「遥拝勤行」を確立され、一万二千だった顕正会を、日本で唯一御遺命を奉じて立つ三百万の仏弟子の大集団になさしめられ、「御遺命成就」への大道が豁然と開かれたこと、なんという不思議でしょうか。

 まさに先生仰せのごとく、顕正会の後ろには御本仏日蓮大聖人様がついておられたのだと大感動が込み上げ、「先生の『忠誠の証』たる『解散処分』によって確立された遥拝勤行が一国に満つる姿こそ、国立戒壇の金剛宝座に大御本尊様のお出ましを願う『唯願説之』であれば、いよいよその大気運を一国に漲らせる戦いを展開していこう」との会長の大号令に勇躍歓喜するものです。

AIの進化が第三次世界大戦を早める要因に

 一方、世間に目を転ずれば、いまAI(人工知能)の急速な発達が、第三次世界大戦を早める要因になるという恐ろしい事態が起きています。

 浅井会長は、著名なAI研究者で「AIのゴッドファーザー」と呼ばれるトロント大学名誉教授のジェフリー・ヒントン氏の警告や、オープンAIの研究者だったレオポルド・アッシェンブレナー氏が公開したシナリオ、さらに国連のグテーレス事務総長の発言などを教えて下さいましたが、「AIが人類存亡の危機をもたらす恐れがある」「高い確率で世界戦争の引き金を引く」「その危機は2030年ごろまでに現実になる」「人類が自律型AIシステムの制御を失い、それが人類の絶滅につながる恐れがある」「人類を滅亡に至らせるような兵器も生まれている」等の深刻な内容には衝撃を覚えました。

 さらに恐ろしいのは、いまロシア・中国などの軍事独裁国家がAI開発に血道を上げていることです。昨年末の国連総会で、人工知能による「自律型致死兵器システム」(LAWS)の危険性が議論され、「LAWSは世界の安全保障に脅威を与える懸念があり、対応を急がなければならない」という趣旨の決議案が圧倒的多数で採択されたときも、ロシアなどはこれに反対し、中国・北朝鮮などは棄権しました。

 そして、ロシアのプーチン大統領は〝AIを制する国が世界を支配する〟とAI兵器の開発を促進し、中国の習近平国家主席もAIを用いた兵器の積極的活用を示す「智能化戦争」を目標に掲げて開発を加速させています。なんと恐ろしいことでしょうか。

 まして、いま世界に存在する一万数千発もの核兵器の運用をAIが制御するようになり、それが暴走したら、一体どうなるでしょうか。これまでは感情を持つ人間が制御することで保たれてきた「恐怖の均衡」が崩れ、感情なきAIによる核を用いた戦争が勃発、それが瞬時にエスカレートする危険が指摘されているのです。

 浅井会長は、次のように仰せられました。

 「このようにAIという新たな要素が加わったことで、『前代未聞の大闘諍』たる核兵器を用いた第三次世界大戦がいちだんと近づいたと言える。所詮、いくら科学技術が進歩したところで、それを利用する人間の生命が濁っていれば、その技術は人々を幸福にするどころか、むしろ人類絶滅の危機すらもたらすのである」と。

広宣流布は時代の要請

 かつて浅井先生は、弥源太殿御返事を引かれ、次のように指導下さいました。

 「刀に善悪はない。使う人によって善にも悪にもなる、その働きが変わってくるのである。・・・刀だけではない、物事はすべてそうである。人の生命が濁っていたら幸福のためと思ってその人が手にしたものが、すべて不幸の原因となってくる

 「末法闘諍の全人類をお救い下さるために大聖人様は御出現下さった。広宣流布になればすべてが妙法化される。・・・あらゆる科学技術が妙法化されれば衆生に利益をもたらす」と。

 AIをはじめあらゆる科学技術も、使う人の生命が濁っていれば不幸の原因となり、人類滅亡の危機すら招くことを思うとき、すべての根本解決は、日蓮大聖人の仏法を立て、人々が命に仏様を宿し、仏国を実現する広宣流布・国立戒壇建立以外になく、「広宣流布は時代の要請」との先生の仰せが耳朶を打ち、「もう日蓮大聖人の仏法を立てない以上、どうにもならない時代を迎えた」との会長の師子吼に命が震えました。

国立戒壇建立により地球上が事の寂光土に

 今後、大聖人様が新尼抄、四十九院申状に御予言のごとく、巨大地震、異常気象、大疫病、大飢饉等の大災難が並び起こり、ついには世界規模の大戦乱と日本への他国来難が事実となる時、大聖人様が留め置かれた「本門戒壇の大御本尊」を日本一同に信じ南無妙法蓮華経と唱え奉るならば、日本は必ず救われることを大確信してやみません。

 大聖人様は「前代未聞の大闘諍」そして日本への他国来難という大罰を用いて広宣流布をあそばすからです。「ただをかせ給え、梵天・帝釈等の御計いとして、日本国一時に信ずる事あるべし」との仰せは、そのとき事実となるのです。

 かくて、日本が広宣流布して御遺命の国立戒壇が建立されれば、日本はいかなる国からも侵されない金剛不壊の仏国になり、世界をも救う国となります。

 この地球上に、かかる仏国土が一つ実現すれば、瞬く間に地球上が事の寂光土となり、戦争も飢餓も疫病もなくなり、この地球上に生まれてきた人々はことごとく日蓮大聖人の三大秘法を行じて一生の内に成仏させて頂けるのです。なんと有難いことでしょうか。これが日蓮大聖人の究極の御願業であられます。

三百万一結の諫暁で一国は必ず動く

 この大聖人様の順縁広布の御化導のお手伝いを申し上げるのは、御遺命を命かけて守り奉られた浅井先生が築き上げられた、顕正会以外には断じてあるべくもありません。

 浅井会長は叫ばれました。

 「先生は、過去の二度の一国諫暁、および連々と発刊された特集号、そして広告文において『日蓮によりて日本国の有無はあるべし』の重大聖語を以て、日蓮大聖人を信じ奉るか、背くかによって、日本国の有無も、人類の存亡も決するという、日本にとって、人類にとって、日蓮大聖人はそれほど重大な御存在であられることを、全日本人に徹底して告げ知らしめてこられた。

 そして、先生が言い置かれた事前告知の諫暁が一つひとつ事実となり、いよいよ三百万が一結して、その眼前の大罰を指さして、ただ怯えるだけの全日本人に、日蓮大聖人の絶大威徳と大慈大悲を教え帰依を迫るとき、日本は必ず動くのである」と。

 私も広告文と特集号を手に、「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」の重大聖語を全日本人に伝え、広宣流布のお手伝いに励んでいきたいと思います!